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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第三章ヨーロディア世界編
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ヨーロディア世界編シーン8

何とか救われたアンナという女性。

どうなる!?

俺達がマジェストヨーロディア支部の屋敷で見た光景。

敵の奇襲を受けてしまいそこは有り得ない状態だった。

そしてエンポリオは。

倒れていたアンナが起き上がり口を開く。


「これは一体…どういう事??私はもうダメだと思っていました…あ!!エンポリオ大丈夫??」


メイドであるアンナは彼を見ると心配気な表情を浮かべる。


「うん!僕は大丈夫だけどアンナ…一体僕がいない間ここで何があったんだい??ユーロ様とマリア様は!?」


エンポリオの声に俯くアンナ。

そして彼女は少し考え…思い出すように…ゆっくりとその口を開いたんだ。

エンポリオが救援のマジェスト様…つまりあなた方を迎えに行って三日後の丁度昼くらいに、とある郵送物がここに届いたのです。

私もなにも警戒せず普段の事と思いユーロ様の元へその物を届けました。

すると…その中身はなんと。

とても美しい魔神具が入ってたみたいなのです。

そして開けてしまったユーロ様に突然襲いかかった意志を持った魔神具。

幸いその時は…軽い怪我だけで済んだユーロ様。

しかし、その魔神具はユーロ様に怪我を負わせると消えてしまったみたいで。

でも…その後異変が起きたのです。

ユーロ様の身に突然…原因不明の病が発症してしまったのです。

あれだけ強いユーロ様でも身体の内部からではとても太刀打ちできず苦しむユーロ様。


そんな時。


突然この屋敷に大勢の者達が襲撃してきたのです。

そう…まるでユーロ様が弱るのを知ったかのようにここへ猛攻撃を加えてきたのです。

もちろんマリア様初め屋敷の皆がその攻撃を食い止める為に必死に戦いました。

私もこの屋敷にお世話になり始めてからやはり戦いとは切っても切れないマジェスト協会という場所。

ある程度の武芸の心得も私もありました。

戦いは防戦の一方でしたが初めはそこそこもっていたのですが、その時ユーロ様から総員逃げよ。との指示。

当然ユーロ様達を逃がす時間をとる為、私初め屋敷の使用人達は更に防戦を固めました。

するとそこへ登場したのがとあるマジェストでした。

その男に妙な感覚を感じた私は皆に逃げるよう叫んだのも束の間。

一瞬で皆…倒されてしまいました。

男と対峙する私でしたが。

私もマジェストではありません。

よってそのマジェストには歯が立たず踏ん張ってはいました。

………が。

「アンナ……僕がいない間にそんな事があったのか。」


震えながらそう言葉を返すエンポリオ。


「ええ…敵はその後お二人がいない事を確認したようで。探し切れない事に腹を立ててましたが。その配下が地下迷宮『ダンジョンピット』への入り口を発見してしまったのです。そして追った様な声の記憶。私が聞こえてきた会話の内容はこのようなところで私も…意識を失ってしまいまして…気がついたのが今という事です。」

「という事は一先ずお二人はあの地下迷宮『ダンジョンピット』へ向かい…敵も後を追ったと??」


アンナは頷き続ける。


「ええ…きっと……あそこです。」


彼女は目を見開き続ける。


「この大地に遥か昔から存在しているという地下迷宮『ダンジョンピット』に。」


エンポリオは顎に手をあて考える。


「では僕達もその後を追いますか??」


エンポリオの問いかけ。

するとリオが口を開く。


「ええ…今の所それが一番早くユーロ様達に合流する方法だわ!クロノ様!皆さん!それでいいですか??」

「ああ!敵にそんな厄介そうなマジェストもいるなら尚の事早く追いかけよーぜ??」


俺のその声に皆が頷く。


「お嬢様!それなら一足先に僕が偵察を放ちます!その後を追いましょう!その方が安全だ。」

「ええ…そうねエル!?」


エルザックが頭上に手を翳す。


「おおっ!!??」


そして闘気を解放していく。


「おおおーーっ!!??」


エルザックの一挙手一投足に声を上げるのは彼に憧れを抱くあの男エンポリオ。

エルザックは無言で集中していく。


すると。


頭上の彼の手の中に光から現れたとある武器がその全貌を現す。


「スナイパーライフル。」

「おっ!?おおおーーーーーーーーっ!!?」


超興奮して大声をあげるエンポリオ。

エルザックはそんな彼の声にも全く動じずライフルを構える。

ガチャリと屋敷の玄関へと向けられたその銃口。


「さぁ…これより屋敷内部へと潜入!!最奥の部屋の中に地下迷宮への入口がある模様…そこから我々もユーロ様達の後を追う。皆…僕のバラコンダの後に…………。」


ゆっくりと引き金に指をかけるエルザック。


「続けーーーーーーーーーーーーっ!!??」


ドォォォーーーーーーーーーーーンっと放たれたエルザックの銃弾はやがて光となる巨大なバラコンダの身体を形成し屋敷の内部へと潜入していく!!!

俺達はその後を追うようにエルザックの後に続いたんだ。

果たして地下迷宮『ダンジョンピット』とは!?

ユーロ様とマリア様の明暗はいかに!!??

お読み下さりありがとうございました!





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― 新着の感想 ―
[良い点] 逃げた味方を追う敵を、更に追うというドキドキワクワクの展開ですね。緊迫感があって良いと思います。アンナさんもさぞや可愛らしい人かなと話し方から思いました。彼女の活躍もまた楽しみにしています…
[一言] ダンジョンピット、どうなるでしょうか… 楽しみです。
2023/12/17 00:32 退会済み
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