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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第三章ヨーロディア世界編
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ヨーロディア世界編シーン5

空の旅もいよいよ終了。

そして。

空の旅をしているクロノ達。

するといよいよ見えてきたのはヨーロディアの大地だったのだ。

「クロノ様ーーーーーーーっ!?」


俺を呼ぶその声は形式上のアステリオのBOSSリオだ。


「どうしたリオ??」

「ヨーロディアが見えてきました!!あと少しで着きますからねーーーーーーっ!?」

「おう!サンキューーーーーリオ!!!」


俺達の眼下に広がるアメリスアードにもひけをとらない広大な大地。


「うわぁぁぁーーーーっ!!おっきぃーーっ」


思わず叫ぶ妹サキノの声。

そして俺達を乗せた飛空挺はゆるりと高度を下げていく。


「すっげぇーーーーーーな!!ここが。」


ぐんぐん高度を下げとある空路へと降りていく飛空挺。

シュゴーーーーーッという音を立て降りていく。

やがて着陸を試み…大地にそのタイヤを擦り付けていく。

俺達をここまで乗せてきた飛空挺は今。

キキーーーーーーーッっと言う激しい音、

そして停止によって生じる風圧を受けながら停止していく。

そして…遂に。

「着きました!!!皆さん!!ここが私達が目指した新たなる大地『ヨーロディア』大陸です!!!」


リオの叫び声に俺達はゆっくりとその大地へと降りていく。


「おお!!ここがヨーロディアか!!」

「はいっ!!クロノ様!!無事到着出来ました!!」


満面の笑みを浮かべ俺にそう伝えるリオ。

すると彼女の後ろからフラフラと飛んでくる魔神の姿。


『ふ、ふえぇぇ〜〜〜〜!ク、クロノ~~着いたかぁ???』

「お!大丈夫か!?フェリス??」


俺の頭の上に降りてくるフェリスはぐてぇっと頭の上に覆い被さる。


「おいおい………」


するとフラフラ降りてくるカルマの姿。


「やっぱりか…」


俺が手を貸そうとあゆみ出すと。

突然持ち上がるカルマの身体。


「「えっ!?」」


カルマの身体を持ち上げお姫様抱っこをした奴とは!?


「はいはーい!大丈夫ですよ!」

「リオ??」

「へへぇ!私のスクエルマッチョバージョンですっ!!」


全身モコモコの毛皮に包まれた筋肉ムキムキのリスの正体はリオの魔神『スクエル』だったのだ。


「お!おお!?」


顔はリスそのものの顔に身体だけはマッチョとは…中々その姿は凄いとしかいえなかった。

俺はボケーッとスクエルを見ているとリオが口を開く。


「クロノ様?この場所でマジェスト協会の方と待ち合わせしてるので少しお待ちください!」

「おーーー!リオ分かったぜ??」


するとこちらに一人の男が近づいてくる。


「ん?あいつは??」

「さぁ?もしかしてあの方が!?」


俺とリオはそうして男を見る。

すると何とも人の良さそうな小太りの陽気な男がやってくる。


「はぁはぁはぁ!あ!皆様ぼんじょーるの!!」


俺達は実に陽気なその男に驚きに驚いてしまう。

するとその男は息を整える。


「ふぅ!初めまして!僕はマジェスト協会の『エンポリオ』と言います!どうぞよろしくお願いします!」


陽気ではあるがマジェストというには力も感じないその姿に俺も驚きを隠せなかった。


「あはは!僕もマジェスト協会の一員ではあるのでご心配なく!そしてこれから案内しますのでどうぞ着いてきてください!」

「お!おう!俺はクロノだ!よろしく!」

「私がアステリオのリオ!よろしくね!」


俺達はそう自己紹介をする。


「お!貴女がアステリオのボスでしたか?どうぞよろしくーーー!」


そう言いながらリオの手を取りそして。


「えっ!?」


男はリオの手の甲にキスをする。

ぶっちゅーーーーーっ!!


「ええっ!!??」

「なっ!!??」

「いやぁーーー!!何してるんですかー!!」


するとムクムクと男の背後から巨大化していく何かの影!!!

そこには。

先程とは程遠い怒りの表情のスクエルの姿。

目は赤く光りそして。


バギーーーーーーッ!!!!!


「フゲェェェーーーーーーッ!!??」

やがて男は目を覚ます。


「あ!気が付きました!!」

「おおっ!!??大丈夫か?お前??」


俺とリオは問いかける。

男はキョロキョロと当たりを見回す。


「あれ?僕はどうして寝ちゃってるんだ?」


男はそう言うと背後から声が聞こえる。


「ふん!お前がお嬢様におかしな事をするからだ。」


その声の主はエルザック。


「もういいわよ、エル!私も突然の事で驚いちゃったから!大丈夫??」

「あ…いやぁ……って!!??貴方は!!??」


エルザックの姿を確認すると驚きの声をあげる男。

男は急に土下座をする。


「ん??」

「ははーーーーーっ!!??まさかこんな所で会えるとは!!??ぼ、僕は貴方の大ファンです!!!エルザックさん!!!」

「「ん??」」


俺達はその行動に声を合わせてしまう。


「ん??お前は??」

「はい!!先程も挨拶しましたが改めて!僕は貴方に憧れてマジェスト協会に入った『エンポリオ』といいます!!よろしくお願いします!!!!!」

ヨーロディアに到着した俺達を向かえた男『エンポリオ』果たして彼は??

お読み下さりありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] エルザックさんのハイテンションにはファンがいて当然ですな。憧れますよね、あのテンションは。エンポリオさんは良いセンスをお持ちです。そしてリオちゃんにキッスしてしまったのも仕方ないですね。お…
[一言] エンポリオ、なかなか個性の強烈な人物が現れましたね…フレンチキスではなく、かなり下品なキスをしたようで…。なかなかすごいキャラでした…。
2023/12/13 12:20 退会済み
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