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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
109/500

アメリスアード世界編シーン79

キラーマシンの圧倒的な力に斬り込むクロノ!!

果たして勝負の行方は!?

俺と雷武の攻撃は百パーセントのキラーマシンの身体を捉える。

爆風とバチパチッとエネルギーの衝突音が辺りに響き渡る。


「グッ!?おのれ!!この僕のシンクロ率百パーセント魔神にこんな深いダメージを残すだと!!??」


バチバチという音と共にキラーマシンの右腕は斬りさかれ落ちていく。

ガシャーーーンという音を立て転がるキラーマシンの腕。

右腕を押さえ足をつくキラーマシン。


「クロノ……君……凄い。」

『いやぁーーー!!そこの娘!!それは俺様の力だからな!!勘違いをするな!』

「うるせーぞ雷武!!?今はそんな事関係ねーだろ??」

「何を!!??」


その時。


ガシャリと音を立て立ち上がるキラーマシン。


「ククっ!!貴様の攻撃がどれだけ凄くとも!!僕たちの利点はここにもある!!そう!お前らマジェストは魔神とそのダメージも共有するが…僕達にはそれはない!!僕が生きてさえいればまたコイツは復活する!!!それに。」


キラーマシンは左腕をギリギリと音を立て上げていく。


「くらえーーーーーーーーっ!!!!!」


ギュインっと腕がボロリと抜け落ちそこには巨大な銃口が!!!!!

銃口に集まるエネルギー!!!

どんどんエネルギーは大きく光り輝いていく。

そして。

ドォォォーーーーーーーーーーーンっという音と共に俺達に向け放たれたエネルギー砲!!!

俺達を取り囲み恐ろしい程のエネルギーが襲いかかる!!!


「これは!!やばいっ!!??」

「うわあああーーーーーっ!!??」


誰かがそう叫ぶ!!!

次の瞬間。


『クロノ!!!』

「ああ!!雷武!手をかせ!!!」

「「はぁぁぁーーーーーーーーっ!!??」」


俺と雷武のシンクロ率が急激に上昇する。

俺の身体からは感じた事のない程のエネルギーが溢れ…だがそれを内包させる感覚。

これは雷武の力。

俺の刀は進化する。


「「魔神雷武……そして武神流……………。」」


その刀は全てを滅する程の力に変わる。

そして…俺は構える。

心が静まる。

感覚が鋭く研ぎ澄まされそして爆発的な力は刀身に宿る。


「「武神流……地斬り《ちぎり》」」


辺りの時は静寂に包まれそして。

まるで時が止まったかの様な。

カチンッ!!!!!


納刀した音だけが辺りに響き渡る。

そして。


「グ…ギギギーーーーーーーーーッ!!??」


キラーマシンの身体からエネルギーが溢れ出す!!!

パリーーーーーーーーンッ!!!!!

次の瞬間。

キラーマシンの身体がパックリと割れ中からスルスルと力無く落ちてくるその身体。


「パパーーーーーーーーーっ!!??」


走り出すシェリル。

その後ろを追うジェイクとレイド。

シェリルは父であるトライデントの身体を抱き起こし声をかける。


「パパ??バパッ!!??」


すると…トライデント博士は力無く口を開く。


「お…おお……これは……夢……なのか?」

「パパッ!!??夢…ではないわ!!」

「シェ……シェリル……おお。」


シェリルの腕の中で徐々に目を覚ましていくトライデント博士。

その時。


「くっ!!??貴様らーーー!!??ぐああああっ!!??」


そこで叫んだ声は裂けて動けなくなったキラーマシンのボディに右足を潰され動けずにいたターメリック!!!


「ターメリック!!??」

「許さん!!!絶対に許さん!!!??」


その時!!!

ゴゴゴという音と地響きがなり地面が揺れ動く!!!


「いけないわ!!建物が崩れ落ちそうよ!!!??」

「よし!!脱出しよう!!??」

「くっ!!?でもどうする!?」


シェリルの声に続きレイド、そしてジェイクが問う。

その時。


「クロノ様っ!!こっちです!!!」


そう言い放ち登場したのはリオ。

そこには巨大なバラコンダに乗り込んだ二人とカルマ、そしてサキノの姿。


「クロノ急いで!!」

「お兄ちゃん!!こっちこっち!!」

「ああ!!」


レイドとジェイクが立ち止まる。

俺達の目の前には父親を抱きしめるシェリルの姿。


「シェリル……トライデント博士は?」


シェリルの目から涙が一粒零れ落ちる。

俺を見つめるシェリルの目が…俺は守ってやりたくなる。

すると…俺の脳裏に声が聞こえてくる。


『まーた…そんな顔して?』


俺は声の主…ラブラに語りかける。


「ラブラ…俺さ。」

『うん…。言いたい事…分かってるよ?』

「サキノの母親は救ってあげれなかった…それはアイツと出会う前に終わってしまっていたからさ。」

『うん…そうだね…』

「今ここに…もしかしたら生き返る可能性が少しでもあるかもしれないシェリルの父親がいる……。」

『そうだね?でも…クロノ…君は聖者でもなんでもない一人の人間だよ?』

「分かってる…でも…シェリルの涙が!!!」


俺の目から涙が零れ落ちる。


『もう…そんな顔しないの!大丈夫よ?アンタはアタシの………だからね。』


その時…俺の中から温かな光が溢れ出す…それはやがて…。

優しく傷ついた博士を包み込む。

キラーマシンを破壊しトライデント博士を救いだしたクロノだが。

トライデント博士は動かない。

そしてラブラとクロノはどうなったのか!?

お読み下さりありがとうございました!




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― 新着の感想 ―
[良い点] 本来なら100%より上はないはずなので、ターメリック様の自身も無理からぬことですね。相手が悪かったというか、反則的といいますか。ちょっと人智の範囲外の出来事なので仕方ないですね。 [一言]…
[一言] トライデント博士、大丈夫だといいのですが…。 でも、ダメージをかなり受けているでしょうし、本当にダメかもしれないと思うと、少し心配になります。
2023/12/07 11:40 退会済み
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