アメリスアード世界編シーン77
キラーマシンVSクロノ達。
果たして勝負の行方は!?
部屋の中は俺の闘気で赤く燃え上がり発光している。
メラメラと燃え上がり中はプスプスと焼け焦げたりしているのだ。
するとそれにやばさを感じたのであろうキラーマシンは俺とシェリルの側から離れ距離をとる。
「ククク……貴様ら誰もあそこで落ちなかったというのか…面白い……中々面白いじゃないか!?マジェスト共よ。」
ターメリックはそう言い放つとあの巨大な針を取り出す。
「シェリルが居たのでな…僕は加減というものをしていた…だがここからはそうも言ってはいれんようだな…シェリル…お前は仲間たち全てを葬った後にじっくり僕の奴隷…そして妻として愛してやろうぞ。くくく。」
醜悪なその顔は更に凶悪な顔へと変わっていく。
『さぁ…我が魔神…キラーマシン『トライデント』よ…今こそ…その力を解放せよ。』
キラーマシンはガシャリガシャリと音を立てるとその手を握りしめる!!
すると手の甲から伸びるのは鋭い針が指に一本ずつ4本の爪、ならぬ針が獲物を仕留めようと飛び出している。
「ククク…我がキラーマシンの強化を兼ねたこの爪には神経毒がたっぷり流し込んである。触れただけで。」
シュンッとキラーマシンは俺めがけ襲いかかる!!!
その身をかわすとキラーマシンの爪は俺の後方の何かに突き刺さる。
グサリと聞こえたその音は俺を捉えようとしていつの間にか背後にいた兵の姿。
キラーマシンの爪は兵を捉える。
グサリと兵士の胸に深々突き刺さる爪。
「ぐっ!!ぐああああーーーーーっ!!??」
魔神の機械兵の凶刃に思わずやられる兵士。
次第にその身体はピクりと痙攣しだす。
するとブルブル震えだしもがき苦しむ兵士。
やがて兵士の動きは停止する。
腕を振るい兵士の身体を放りあげる機械兵。
「くく!どうだ??俺の魔神にはかなりの『毒』も仕込まれている。その気になったらあの象ですら数秒で倒すと言われる神経毒すら持っているのだ。それを注入された時点で、終わりだ。」
兵士の身体は紫に変色そして。
異臭を放ち身体は溶けていったのだ。
「クロノ君…彼の毒。なんとかしましょ!皆で力をあわせればきっと。」
シェリルのその声に俺も我に返る。
するとジェイクとレイドが俺の背後から飛び出してくる。
スタっと降り立つ二人。
右手にはジェイクandアースドラゴン。
左手にはレイドandウォーターメガロ。
そして俺に微笑み前に出たのはシェリル。
「私達はこのアメリスアードのマジェスト協会の正メンバー!!これ以上!貴方の好きにさせないわ!!覚悟して!ターメリック!!!」
すると不快な目でこちらを見るターメリック。
「さぁ…ここからが本領発揮だ。いくぞ。」
ターメリックの合図でその身体を変形させ形を巨大化させ変形させていく魔神『マシントライデント』
「これは…パパ。」
「くく…この変化は中々滑稽だろう?シェリル??」
そうターメリックの狙いは魔神内に同化しているトライデントをシェリル達に見えるようにする事。
この汚い手は分かりきるが手を出しづらくなる。
「卑怯よ…ほんっとに卑怯よね?」
「傷つけなければいいんだろ??はぁぁぁっ!!」
ダッと駆け出したジェイクは拳を構える。
そして。。
「なにっ!!??」
ジェイク、アースドラゴンが魔神トライデントに届く瞬間。
トライデントを盾として扱う魔神トライデント。
そのままトライデントの爪はアースドラゴンに届く!!
ききーーーっ、!!!
針をなんとか毒を流し込まれる前に身体をかわすアースドラゴン。
次の瞬間ジェイクは片腕をおさえる。
「ぐぅっ!!ちっ!!」
シューッとジェイクの腕から煙がたちこめ彼はもがく。
まさにトライデントの毒爪はアースドラゴン。
そしてジェイク脳への攻撃も完了してたのだ。
「ジェイク!!??これならどうだ!!??」
ジェイクの背後から飛び出したのはレイド!!
レイドは構える。
彼の槍には青い冷気が立ち込めてくる。
「さぁ…今度は僕の攻撃だよ。君が男で本当に良かったよ。」
次の瞬間。
「うぉっ!?おおおーーーっ!!??」
足元が凍りついてくるターメリック。
そして驚きの声を上げる。
「さぁ…こうなればいかに君の攻撃が厄介とはいえ……えっ!!??」
いつしかレイドのメガロの色が変色している。
そして。
「う!くうっっっ!!??」
メガロを解除し毒の進行を食い止めるレイド。
「二人とも……これなら。スカイプテラアクトツー!!!」
女神姿のスカイプテラレベルツー。
マシントライデントを取り囲むと魔法陣を発生させる。
「スカイプテラレベルツー。『マシン暴倶』」
機械の身体を捉えていくレベルツー。
そして。
ドドド……………………………。
激しい振動を与えるレベルツー。
そして。
「ぐあああああああああああーーーーっ!!」
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