表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
100/500

アメリスアード世界編シーン70

ターメリックに見つかってしまった面々。

どうなる!?

「やれ!!」


ターメリックの声により危険なスイッチは押されてしまった。

ブーッブーッブーッ!!!


部屋中に聞こえる危険信号音。


「なんだ!!??」

「えーーーっ!!??なになにっ??」


俺とサキノの後ろからガシャリガシャリという音を立てて出てきたのは鉄の身体を持つ蟻の姿のモンスター!!!


「ふわぁぁぁーーっ!?お兄ちゃん!?」

「サキノ!離れるな!」

「!!??」

「カルマちゃんもクロノ君に何かを感じた??」

「は、はい……今までのクロノにはなかったかもしれない…クロノ自身の力がこんなにも凄いなんて。」

「本当に…凄いわ…私も。」


シェリルはそう言い放つと銃を構え…プテラを呼び寄せる。


「エアーガトリング!!!!!」


ダダダーーーーーーーーーーっと放たれたプテラの銃弾は次々とマシーンアント(蟻機械兵)の身体を破壊していく。

ズシン!またズシンッと音を立てマシーンアントは崩れ落ちていく。

するとシェリルの真横から飛び出すマシーンアント!!!

その瞬間。

スパンッとマシーンアントの身体を両断したのは。


「カルマちゃん!??」


カルマと魔神フェリスだった。


「フェリスinTheレイピア。」


カルマは構えるとマシーンアントの真横を走り過ぎ去る。


ズシンズシン……ズシーーーーン。


マシーンアントは次々と崩れ落ちる。


「二人とも流石だな…でもこいつら…。」

「お兄ちゃんっ!!??このアリさん中々硬いよ!!??」

「おう!!サキノ!!気をつけろ!」


俺は鞘を構える。

サキノのカラーウルフは隣で構え力をためている。

その時!!

俺の攻撃をくらったまま耐える敵をすり抜けサキノ達に飛びかかるマシーンアントの姿!!


「くっ!!??サキノ!!!??」

「お兄ちゃん…大丈夫!見てて。」


サキノの身体は青白く光るとその光は筆へと宿る。


そして。


「カラーウルフ…ブルームーン!!!」


サキノの筆は青く宙を染め美しい月を描く。

次の瞬間。

月から水が溢れ出し水は大渦へ変化しマシーンアントを飲み込んでいく。


「おおっ!!?すげぇぜ!でもこりゃ俺達も歩きづれえな。」

「でも蟻ロボット達は水に飲まれていくわ!!」


するとシェリルが声を上げる。


「水が…ひいていくわ。」


そう辺りの水は徐々にひいていく。


「ふぅ~~サキノ!水やっとひいたな!よし!蟻は俺が…」

「お兄ちゃん!?」

「ん??どした??」

「アリさんはもう大丈夫〜〜〜!」


カラーウルフの背中にポンっと乗り込みサキノは笑顔を向けてくる。


「ん??」


巨大な機械の蟻マシーンアントは。

ギギギとその身体を茶褐色に変えていた。

そう。

マシーンアントを海水でサビつかせこの一体のロボットの機能は全て停止したのだった。


「さすがね!サキノちゃん!!」

「へっへーん!お兄ちゃん!どう??」

「お!おう!凄かったぞ!サキノ!?」


満面の笑みで俺にそういう妹が俺にはめちゃくちゃ可愛く映ったんだ。

「タ…ターメリック様っ!!??」

「なんだ??」


モニター室で今起こった出来事を見ていたターメリックは報告を不快にうける。


「ヤツらは全てのマシーンアントを錆びつかせそのままの足でこちらへ向かってくる模様!!いかがなさいますか??」

「くっ!?ならばそこから向かう先にある橋におびき寄せ橋ごと落としオイル川の中のクロックダイルの餌にしてしまえ!!??あ!」

「どうしました!??」

「くれぐれもシェリルだけは確保せよ?いいな?」

「分かりました!!」


モニター室では指揮官ターメリックの元シェリルの確保…そして残りの残党。

つまりクロノ達を一網打尽にする計画が発動されたのだ。

そして。

クロノ達はその話通り一つの橋のたもとに辿り着く。

下を見下ろすと機械のオイルの匂いがする川がちゃっぽんと波をたて流れていたんだ。


「あの川はオイル??」

「ええ…そうよ…ここで取り扱われているオイルの川…あの中に落ちたら中々這い上がれず…時折ここの処刑にも使われたりする川でもあるの。そして。」


次の瞬間川から飛び跳ねたのは。

巨大なワニのロボットだった。


「落ちたら最後。あいつに食われて……終わりよ。」

こんな状況の中。

なんと俺達の後ろから追っ手の声と足音が聞こえてくる。


「後ろから!!??」

「もう!考えるまでもないわね!あの吊り橋を渡るわよ!??」


シェリルの声に俺達は走る!!!

行く先はその吊り橋一つしかない状況。


「くそっ!!!???」

「皆ーーーいけーーーーーーっ!!!!」


シェリルが渡りサキノ、そしてカルマも!!

後ろからは敵が迫る!!!

俺は叫ぶと刀を構える。

敵は機械のバラフライマシーン!!


「さぁ!お前の相手は俺だ。」

お読み下さりありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 面白くてありだと思います!お見事です!
[良い点] 鋼鉄の蟻、蟻って普通にしててもどこか機械っぽくて良いですよね。スタイリッシュですし。ファンタジーでなにか使えないかなぁとよく思うのですが、私は使えてないです。出すときは群れ前提だからやりづ…
[一言] マシンアントを倒してもまだ攻撃をしてくるとは…それだけマジェストを歓迎していないのですね…でも彼らの会いたい人に会うためには街に侵入しなければならないわけで…どうなってしまうのでしょうね。楽…
2023/11/27 19:30 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ