自己紹介!教授編!
会議室に自分を含め、学生8人と教員3人が集められた。
「今日は天満と中百舌鳥はいないから…よし、それじゃあ全員揃ったかな。」
御堂筋教授がそう独り言のように呟くと、立ち上がり自己紹介を行った。
「私はこの有機合成化学研究室のボス、御堂筋 勇樹です。主な研究領域は、〇〇から××への転位反応について、より効率的に行うための反応開発です。詳細はまた後ほど。えーと、それでは次に鶴見先生、お願いします。」
鶴見先生、と呼ばれたのは40歳ぐらいに見受けられる朗らかな女性の教員であった。
確か二年生の頃、有機化学反応論の授業で教えてもらったんだっけか。と記憶を探り起こす。
「私は准教授を努めます、鶴見 珪子です。趣味は水泳で、よく大学の近くのプールで泳いでます。私の研究テーマは△△や▽▽などの合成に用いられる、立体選択的に〇〇還元が可能な触媒の開発です。
これからよろしくお願いします。」
そこまでサラリと自己紹介を終えると、私たちに向かってニッコリと微笑んだ。優しそうな先生だな〜と、少し安心した。
「それじゃあ最後、四ツ橋先生、お願いします。」
そう御堂筋教授が告げると待ってましたとばかりに隣に座っていた30歳ぐらいの男が立ち上がった。
「どうも!僕は四ツ橋 照哉です!役職は准教授です。趣味は最近はボードゲームにハマっているのでよかったらみなさん一緒にやりましょう。
自分の研究テーマは〇〇を××反応することで得られる□□の構造解析及びその新規機能開発です!
御堂筋先生や鶴見先生の勢いに負けないよう頑張りたいと思います!よろしくお願いします!」
こうして教員三人の自己紹介が終わった。
研究テーマについてはハッキリ言ってさっぱり分からなかったが、横をみると、アルミちゃんと江坂さんも分からなさそうな顔をしていたので安心した。