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青年戦線記  作者: 赤瀬 乃阿(アカセ ノア)
第1章、少年期。
2/6

1、場所、飯、仕事。

赤瀬アカセ 乃阿ノアと申します。


第1話です。


言うことないですね。


読んで頂ければ、飛び跳ねて喜びます。

1、場所、飯、仕事。


戦争孤児になり、孤児院で暮らしていたタクは8歳になった。次の日、立派な軍服を来た男たちがタクを迎えに来た。

幼馴染のルミは一足先にこの男たちによって誕生日の次の日に連れていかれたのだった。

この孤児院は軍と繋がっており、8歳を超えると自動的に軍に送られて仕事をしたり、戦争が起これば戦場に出されたりする。

だがこれは、子供達には全く伝えられていない。8歳の誕生日の次の日に皆が連れていかれるのは日常的なことだった。


「君がタクか。誕生日おめでとう。」


「あ、ありがとうございます…」


「君に場所、飯、仕事をやろう。ついてこい。」


タクに否定権は無かった。半ば無理やり軍用の車に乗せられ孤児院を後にした。


いつ間にか寝てしまっていたようだった。だが、無理はない。窓にはカーテンがかかっており、外の景色は見えないようになっていた。タクは軍服の男に起こされ目を覚ました。


「起きろ。ついてこい。遅れるなよ。」


男は歩き出し、タクは目をこすりながら後ろを歩いた。軍服の男の歩くスピードは徐々に上がっていき、タクはいつのまにか小走りになっていた。


「この建物だ。お前にはテストを受けてもらう。そのテストでお前の価値が決まる。」


そう言い、男はタクを大きな白塗りの建物の前に残して歩いて行った。

少しすると、中から白衣を着た男と女が建物から出てきた。


「タク君でいいのよね?」


「はい…」


「ついてきて。聞いたと思うけど簡単なテストを受けてもらって、そのテストの後に色々説明するわ。」


白衣の男を先頭にタクは二人に挟まれるような形で建物内を歩いた。中も白塗りでどこも同じような部屋が続いた。


「この部屋だ。入れ。」


白衣の男がドアを開けると機械的でしっかりとしたイスがレバーやボタンに囲まれているような部屋だった。


「ここはコックピットを模して作られた訓練のために使う部屋よ。とりあえずあそこに座って。」


タクはそのイスに座らされ周りを見回していると模擬コックピットのトビラが閉められた。


「え?!な、なに?!」


「落ち着いて。これはテストよ。今からそのヒューマノイドを動かしてみて。」


動揺しているとコックピット内に白衣の女の声が響いた。

目の前が明るくなり、さら地の映像が映った。


「右手のレバーを倒して、目の前のハンドルを握って。足元のペダルを踏めば進むから。」


タクは言われた通りにレバーを倒し、ハンドルを握り、ペダルを踏んだ。


「うおっ!」


目の前のさら地を進み始めた。タクはまるで孤児院で読んだ絵本に出てきたロボットを動かしている気分だった。

どうでしたでしょうか…


タクは8歳なのですが、対応が大人すぎて…


どうしましょう…困っています。

次回出てくる他の子達もそうなってしまっています。

どうしましょう…


ではまた、次回。

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