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異世界転移は悩みが絶えない  作者: オー鳩
旅の始まり編
8/60

過去のわだかまり

ストーリーの構成は大部分有るのですが、自分もラノベが大好きで、良く読んでいるときに、1話1話が長いと読み疲れすることが有るのですが、自分は1話をそこまで長文投稿はせずに、短文投稿をさせて頂きます。


お読みくださり感謝ですm(__)m


オー鳩

考えが纏まらず暫くフリーズ状態の俺をエリリと名乗る女性は心配そうに、こちらを見ている。簡単には割り切れないが・・・


「そうですよね・・・おそらくは女神様が俺をここに導いてくれたんですね・・・」



演技が下手とか言わないように、俺の精一杯の強がりを・・・

何故に強がりをしたかって?

そりゃこの女性が美人だからだよ・・・☆

1ミリも女神を気遣った行為では無い、だったらもう少し近くに降ろして欲しかった・・・マジで!

女神は俺に世界を見て出来る範囲で良くして欲しい事を望んでいた・・・

エリリは何を思い俺を召還しようと考えたのかが気になった



「お聞きしても良いですか?エリリさんはどうして過去に召還の儀式を行ったのですか?」



エリリ

「ハイ、私の住んでいた国は亜人との戦争で若い男性が多く・・・本当に多くの人が無くなりました・・・そこで起きた事は農作物を作る農夫の激減・・・そして生産職の作り手」


涙が再び綺麗な顔を伝っている・・・



エリリ

「戦争により国庫は疲弊していました、そして王命により当時王国史書をしておりました私に現状を打開出来る手立て投じるようにとの王命を受けた私は転移者様に力を借りて、国の建て直しを考え、文献による転移儀式を行いそして失敗しました・・・」



綺麗なお顔が台無しの泣きっぷりだ・・・


おっと~気にするのはそこでは無いか、内心かなり、本当にかなりホッとした・・・

何故なら、その時に召還されていたら、俺に国の命運を託そうとしているのだから・・・



「この近くに街が有るんですか?」



話を反らす意味と街に行けるかもとの考えで質問してみる



エリリ

「いいえ・・・

此処の土地はかつて大規模な戦争により死の土地として近くに街はおろか人も住んではいません」


なんですと・・・でもエリリさんは此処に住んでるんですよね?



エリリ

「私は転移儀式に使用した国の秘宝を消滅させた責を問われ国を追放されました・・・

3年前に此処に来て今日迄、生き長らえて来たのは貴方様に会う為だったと確信致しました」



何これ重い・・・でもエリリさんもエリリさんで辛い思いはしてきたのか・・・



「エリリさん私はそこまで何かが出来る訳でも有りませんが思い悩める貴方に会えた事は、良かったと本当に思います」



全てが許せるほど6年間の苦しみは優しい物では無かったが、責め立てても互いに辛いだけだしな・・・



「私の名前は翼と言います。どうぞ翼とお呼び下さい」



エリリ

「では翼様とお呼び立てして宜しいでしょうか?」



「様付けはやめましょう!むず痒いんで~」



エリリ

「では私の事はエリリと・・・そうしましたら翼さんとお呼びさせて貰います」



まだ泣き顔だが、少し・・ほんの少しハニ噛んだ顔がめちゃ可愛い・・・



「了解、エリリよろしくね」



敬語をやめる時見つけたり!(笑)



「史書さんだったって事は、この世界について知ってる事を教えて貰っても良いかな?」



エリリ

「もちろんです。何でもお聞き下さい」



「助かるよ~この世界の事は殆ど何も知らないから助言が無いと手詰まりだったからさ~」



エリリ

「ハイ!私の知恵をお使い下さい!

その前に食事にしますか?」



「そう言えば、こちらの世界に来てから何も食べて無くてお腹がくっつきそうだったよ~」




こうして、エリリと和解?した俺は異世界に来てから初となる食事をするのであった☆


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