美人さんとの邂逅
???
「貴方は荷物を無くしたって言っていたけれど、そこは良いでしょう。
でも、貴方のその格好は何?
見た事の無い布を使っていそうだけど、あまりにも軽装よね?」
やはり異世界でも、この服装はアウトだったらしい、どう話したら良いのやら悩むなぁ
良しここはダメ元で・・・
翼
「ですよね~すみません先程の事は半分はウソでした。私はこの世界とは異なる場所から召還されて来ました。
私が召還されたのは何も無い平原で、食料も無くさ迷いここに来ました
旅人と言ったのは、ここに召還してくださった、女神から世界を見て回るように言われたからです」
正直に話してみる、こんな与太話信じてくれないかな・・・
???
「そんな・・・」
ん?凄い何かを考えていらっしゃる
少し考えこんだ後女性は、座り込んで、祈りのポーズみたいなことをしている
???
「女神様有難うございます」
涙を流しながら、女神に感謝しとる・・・
翼
「あの・・・大丈夫ですか?」
???
「大丈夫です。あまりに感極まってしまい取り乱しました」
立ち上がって、潤んだ瞳でめっちゃ見られてる。
さっき迄は不審人物認定の眼差しだったのに・・・
???
「申し遅れました、私の名前は(エリリーシュ)と言います。仲の良かった者はエリリと呼んでいました、どうぞエリリとお呼び下さい」
え~と何これ?どうゆう事かな?
ま・まさか女神って実は凄い信奉されてるの?
俺は認めんよ・・・
翼
「どうか頭を上げて下さい。状況が理解出来ないので説明していただけると助かるのですが・・・」
エリリ
「すみませんそうですよね、実は数年前に召還の儀式を私は行い失敗しました。これは想像なのですが、女神様はそれを見ていて、貴方様を此処に遣わせてくださったものだと悟りまして・・・」
翼
「貴方だったんですか・・・」
凄く凄く複雑な気分になった・・・
俺を6年間苦しめた原因を作った人が目の前に出て来るとは・・・
女神はこの事を見越して此処に比較的近い場所に降ろしたとしたら、かなりの策士だ・・・