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最強魔導士は青春がしたい!  作者: ぬつつ
学園入学編
6/7

同居人?

ホテルに着くと荷物が届いていた。

生活必須品は完備してあると聞いたので特に何も宅配を頼んだ覚えはないのだが…

送り先を見ると…フレッド・アルフレッド


……


………


あ、局長か、てか名前と苗字似てるー、…アルフレッドってカッコいいな。

そんな事を考えながら荷物を確認する。


【生活補助機器ーラクセサリィver11,5】


…何これ、人型ロボット?あ、手紙がついてる。


〈コレで、常識を勉強しろ! byフレッド〉


余計なお世……

いや、有り難く頂いておこう。


「よしっ、起動してみよう。」


ピッ、


「起動を確認」


おぉー、なんかスゲー

ん?なんか赤い光を当てられてるんだが…


「顔の輪郭、及び魔力の性質を確認、主人(マスター)と認識、マスターなんと呼べば良いでしょうか?」


あの赤い光スゲーな…じゃなくて、えーと…


(つかさ)でお願いします」


なんか敬語になっちゃったよ…


「確認、マスターを以後、司様とお呼びします。司様当機の呼称をお決め下さい。」


んー、面倒い、いや、でもいちいち【生活補助機器ーラクセサリィver11,5】なんて呼ぶのはもっと面倒いな…


「んー、じゃあ、【サリィ】っていうのはどうでしょうか」


あ、また敬語になっちゃった…まぁいいか


「確認、以後、当機のことは【サリィ】とお呼び下さい。」


「じゃあ、サリィさ…サリィはどんな事が出来るんだ」


「家事全般、及び言語全般、学問全般、社会常識全般の教授が可能です。」


…ば、万能。


「じゃあ、とりあえず、お風…」


「お風呂でしたら1分前に沸かしてあります。」


…え?


「1分前って僕と話してたよね?」


「当機はあらゆる機器へ干渉することが可能です、そのため、先ほど司様との会話中に沸かしておきました、〈主人の帰宅時に取るべき行動〉ベスト3に入っている事でしたので。」


え、何それ…ベスト3って、あ、もしかして…


「ちなみに、そのベスト3教えてもらってもいいですか?」


「はい、食事の用意、お風呂を沸かす、当機との…」


「いや、それ以上はいわなくていい!」


やっぱりだよ、絶対、「お帰り、あなた、ご飯にする、お風呂にする、それとも、わ・た・し」ってやつだよぉ。こんなんに常識任せて大丈夫なのか?

まぁ、いっか…


「じゃあ、とりあえず、風呂入ってくるわ。」


「了解しました。」


そう言ってお風呂に向かう、そう言えばはじめ来た時から思ってたけど、大分豪華だな、ここ。まぁ元の部屋はベッドと漫画しか置いてなかったからな、というのもお金がないからとかではなく、単純に必要無いと考えていたからだが。


そんな事を考えながらお風呂に入る。うん、いい湯加減だ。


「司様、お背中を流しま…」


僕、これ知ってる、テンプレってやつだ…。でも、せっかくだが、


「結構です。」


「了解しました。」


え?なんで拒否したかって?そ、それはやっぱりまだ未成年だし……、はい、嘘です、僕がチキンだからです。サービスカットをお届けできず誠に申し訳ありません…。


そんなこんなで、お風呂から上がる。


「司様、お食事の準備が整っておりますが、いかがしますか?」


「あ、ああよろしく頼む。」


やはり基本的には気の利くいいヤツだ。ただ一部の常識が欠落しているのだろう。まぁ僕も人のことを言えた義理では無いが。

そして、準備されている食事を見る。


……


あなた、もしかしてその道のプロの方ですか?

そう思うほどに綺麗な、また食指をそそられる食事がそこにはあった。


「いただきます!」


「はい、おわがり下さい。」


モグモグ…うん、メチャ美味い。やっぱりこの道のプロの方だ。

美味かったのでがっついていたらすぐに食べ終わってしまった。


「ごちそうさま」


「はい、お粗末様でした。」


そんなこんなでこの日は終わっていった。


「司様、当機との…」


「シャラップ!」


「了解しました。」


優秀なんだよ、いや、マジで、ただ少し…ね?


こうして今度こそこの日は終わった。

ついに明日入学だ!(*点数発表が先です。)

テンプレを省いたのはきっと次の話の方が先に見たいと考える人の方が多いと考えたからです。

余計だったでしょうか?

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