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俺の異世界物語  作者: 夜つ七
第一章:拉致られ異世界へ
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決闘!精神的に追い詰めろ!

はじめての戦闘描写です。会話の方が多いです。


駄文です。それでも読んでもらえたら嬉しいです。


前回

決闘をすることになりました。



現在、中庭にいます。…中庭?広すぎだろ?しかも観客席まであるし。ってか観客来すぎだよ。何百人いるんだよ?


まあ、それどころじゃないですけどね。

……決闘か〜

さっきまでの俺は何を考えてたんだろう?それ以前に何故キレたんだ?


このままじゃ絶対に死ぬ!

誰か!俺にアドバイスを…


【人は死の間際まで もしかしたら助かるかもしれないと空想し得る力を与えられる ―武者小〇実篤―】


ホントにきたよ…

空想し得る力…確かに助かるかもしれない!

なんたって、俺の能力そのモノだしな!


「おい、そろそろ始めるぞ。」

空想は出来てる。後はそれを現実に持ってくるだけだ。 失敗しないよな?


「分かった。始めようか。」


俺がそう言った瞬間、王様が前に出てきた。 なんか、若干暗くない?



「よし。親父!いつも通り審判頼む!」


王様が審判かよ!?しかもいつもやらされてるのか…そりゃ暗くもなるな…


「では両者誓いをここに!」


……え?


「私、フラウ・クロム・シルディアは、持てる全てを尽くし、正々堂々、この者と戦うことを誓う。……おい、さっさとお前も言え!」



いや、せめて事前に教えてくれよ…


「俺、如月 刹那は持てる全てを尽くし、正々堂々、この者と戦うことを誓います」

…これって選手宣誓じゃないか?


「それでは、試合…開始!!」



よし!早く具現化しなきゃ…


「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


危ねぇ!


「チッ、外したか。それよりやっぱり気になるぜ… おい、ボウズ!少しだけ待ってやる。武器を誰かから借りてこい!じゃなき、死ぬしかないぜ?」



…意外に優しいな。解析結果に優しいって書いてあったけど、信じてなかったよ。


「いや、別に借りなくていい。 …今から少しだけ奥の手を見せてやる。避けた方がいい。じゃないと…大変な事になるぞ。」


空想具現、発動!



「……なんだ?その布は?奥の手じゃないのか? 」ただの布じゃない。マグタラの聖骸布だ!

男にとってこれ以上ない武器(?)だ。


「俺が知っている武器で一番厄介な武器だ。…最初に言っておく。俺の勝ちだ。」


「そんな布程度で俺に勝てるだと!?ふざけた事を言ってんじゃねぇぞ!てめえぇぇぇぇ!!」



やっぱり突っ込んでできたか!

……ありがたい(ニヤリ)。


「私に触れぬ(ノリ・メ・タンゲン)」



深紅の布は意思を持ったかのようにフラウへと伸びる。


「な!?!?」



避けようにも布のスピードの方が速い。


だから…


「な、なんじゃこりゃぁぁぁ!!??」



そう、全身ぐるぐる巻きのイモムシ状態になる。

……どうなるかは知ってたけど、かなり憐れだ。



「世の中には拘束を目的とした武器もある。次からは気を付けよう。」



「ふざけんな!こんな物、俺の魔法ですぐにでも…なぜ魔法が使えない!?」



イモムシ、それは無意味だよ。

そう考えながらフラウの腹の辺りに座る。


「何座ってやがる!さっさと退け!」

「やだ。だいたい実戦だったら、こんな長い間拘束された時点で死んでるよ?それに比べたら座られるくらい我慢しなきゃ。」


俺こんな性格だっけ?なんか最近壊れてるような…


「それと、その布はマグタラの聖骸布。男に対して絶対的な拘束力を持つ布だ。一度拘束すれば能力まで封じることができる。諦めろ。これに包まれたら、どんな能力を持っていても逃げることなどできん。お前が男であり限りな。それとも、男を辞めてみるか?」


言っている自分ですら寒気がする…


「嫌に決まってんだろ!さらっと恐ろしい事を言うんじゃねぇ!!」


そりゃ他人事だもん。いくらでも言えるよ。



「そんな事より、敗けを認めるか?認めない場合、俺は容赦なく殺るぞ。」


どっちかって言うと精神的に。


「勝手に殺りやがれ!敗けなんて絶対認めねぇ!」


……いい度胸だ。真の地獄を見せてやる!


「……アハハハハハハ!」


「何を笑ってやがる!」


「いや〜いい度胸だ。お前は今動けないんだぜ?それでも敗けを認めないなんて。 うん。気に入ったから最後のチャンスをあげるよ。 敗けを認めるか、このまま俺に殺られるか。」


これで認めないなら、マジでやる。


「くどい!さっさと殺れと言ってるだろ!」


「ああ、分かった。今から殺るさ。」


右手にメガホンを持つ。観客席に向かい…


「皆さ〜ん。聞こえますか〜? 今からフラウの恥ずかしい過去を暴露しちゃいま〜す! 最後まで静かに聞いてくださいね!」


「んなぁ!?」


どうしたイモムシ?腹でも痛いのか?


「な、何をしてやがる!?俺を殺るんじゃねぇのかよ!」


「心配しなくて良いぞ?ちゃんと精神的に殺してやるからな。」


アハハハ。ちゃんと死にたくなる程度にしてやる。


「何をふざけた事を言ってやがる!」


「さっき言ったぜ?容赦なく殺ると。それにチャンスもあげただろ?それを棒に振ったのはお前だ。」


「た、頼む。敗けを認めるから止めてくれ。」


もちろん答えは、


「ヤダ♪ さ〜て皆さん!お待たせしました! フラウの恥ずかしい過去ベスト10から始めたいと思います!」



俺の攻撃は今からだ!


…俺はこんな性格だっけ?違ったよな?



* * * * * * * * * * * *


「…はい!ご清聴、有り難うございました。」



スゲー盛り上がったよ! やっぱり人の不幸は蜜の味だな。



「フラウ〜、生きてる?」


そこには白く燃え尽き、口から何かが出かけている状態のフラウがいる。



「……………………………」


ちょ、ちょっとやり過ぎたかな?


「王様、俺の勝ちでいい?あと、これ死んでんのかな?ピクリとも動かないし、返事もしないんだけど…」


「あ、ああ。君の勝ちでいい。にしても、本当に容赦しなかったな。」


王様、顔が青いよ?


「最近、やること全部の歯止めが効かないんだよね。何でだろ?」


「それは早く戻した方が良いのでは…」


分かってるけど難しいんだよ!


「それより、調査の方はどうだったの?」


それが一番大事だ。決闘の原因(?)だし、俺の無実を証明するための鍵だからな


「それなら君がフラウの過去を暴露してる間にきたよ。」


よっしゃ!


「だけどフラウが目覚めてからだ。一応この馬鹿も関係者だからね。」


こっちは早く聞きたいのに! …無理矢理起こるか。

「王様、こいつが起きたら話すんだな?」


「ああ。起きたらすぐに話そう。」


「なら、今すぐに起こす。」


ちゃんと起きろよ!


「フラウ、…ボソボソ…」


「ギャァァァァァ!!!!」

よし起きた。


「…は!?なんで俺は中庭にいるんだ?しかも縛られてる!?俺に何があったんだ!?」



「王様、起きたから話してくれ。」


「あ、ああ。フラウ、落ち着きなさい。今は話を聞くんだ。」


「親父!なんd「いいから聞けや!」うるせぇ!お前は誰だよ?」


自己防衛なのか、俺の事を忘れているようだな。

どーでもいいけどね 。


「とにかく黙ってろ。じゃないと、女にするぞ。」


「……………(コクコク)」


どうやら分かってくれたみたいだな。


「アンタもさっさと話せよ。俺はそこまで気が長くないからな。」


「分かった。如月 刹那君、君は確かに何もしていなかった。」


「当たり前だ。」


「しかし…」


あれ?まだなんかあるの?

「あの転移魔道具の機能を停止させた魔法は、私が発明した特殊な結界魔法でな。魔物だけが解くことができるが、魔物は結界には近付くことができないという代物だ。」


だからなんだよ?


「なのに刹那君は解いてしまった。いったい君は何者なんだ?少なくとも魔物ではないようだが…」


「俺は人間だよ。ちょっと特殊な人生を送ってるけどね。」


両親と死別し、神様には拉致され、来たばかり世界では冤罪になった。心の癒しはレンだけだな。


………………あ。レンを忘れてた。



「なんで忘れてるんだ、俺は!?」


急いでバッグをあさる。

魔物のから剥ぎ取った物をどけ、レンを探す。


「いた!レン!何もなかったか?怪我はしてないか!?」

丸めた体はわずかに動いている。 寝てるだけみたいだ。良かった…


「刹那君…なんだその生き物は!?」


何って猫だけど…


「猫ですよ。名前はレンです。可愛いでしょ♪」


「そんなバカな!猫は300年前に絶滅した伝説の種族のはずだ!」



嘘だろ!?レン以外に猫いないのかよ。

それはそうと、伝説ってなにさ?



猫が伝説の世界。

自分で書いといて意味分からん。

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