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俺の異世界物語  作者: 夜つ七
第一章:拉致られ異世界へ
40/65

必殺技完成!

前回

フラウの修行スタートだ!








「おい、なんだこの場所は!?」

「怖っ!いやキモい!?やっぱ怖っ!」

「うるせぇよ!だいたいこんなに良い訓練場所を目にして怖いって言うな!」




目の前に広がる場所は素晴らしかった…




広さは東京ディ〇ニーランドがまるごと入る程広い。天井には閉鎖感を和らげるために空のペイントをしてあり、床は土で所々に岩や枯れ木が設置されている。そして極めつけには、数多の槍が突き刺さってる。

ちなみに全ての槍は髑髏(ドクロ)に刺さっている。



「さて、とりあえずワンコに魔法を教えてもらおう」「待て!この場所についての説明は無しか?!」

「あ〜、この場所は『ブリー〇』のパクリです」

「分からねぇよ!つーか禁止ワードだ!」

「いやだから禁止ワードって何!?」

「とりあえず2人共黙れ、じゃねぇとこの場所にいる間、出てくる料理が野菜だけになるぞ」

「「ごめんなさい!」」





さて、2人が黙った事だし…ワンコに魔法を教えてもらいますか




「ワンコ、とりあえず言えや…」

「魔法は魔力を使う技術だな。1人1人属性が有って、それが髪や眼に色として出てくる…まぁその属性が得意になるだけで他の属性が使えない訳じゃないから安心しろ」

「ちなみに黒は?」

「分からん。普通無いし、歴史上にも存在してない」



ちっ…こうなったらあの破壊神に聞くか




「まあ、それはそうと魔法教えてくれないか?…魔法苦手で」

「それでよく俺に教えるとか言えたな」

「あん?なんか言ったか」「すみません何でもないです」

「・・・力関係が良く分かるな」



ふっ、食を制す者はこの場のヒエラルキーを制するんだよ


・・・誰の言葉か忘れたけど




「とりあえず刹那に魔法を教えるとして…」

「俺はどうするかが問題だな」

「だから、武器に魔法を纏わせて必要な時に解放出来るようになりゃ良いんだよ!」

「「出来るかそんな超高等技術!!!」」




ヤる前から諦めるんじゃねぇよ…






* * * * * * * *




まずは俺の魔法をどうにかしようと思う。ぶっちゃけると魔力無限で魔法が三流じゃ話しにならねぇからなあと一応は最強物だし…




「おい何を黄昏てるんだお前は?真剣に聞けよ!」

「すまん。じゃあ教えてくれよ」

「まずは基礎からだな。魔力を出してみろ」

「こ、こうか?・・・お、前より早く出た!」

「・・・・・・・・・」





え?何その顔?まるで珍獣を見たような顔だな…




「ま、魔力が視覚出来るって…?!しかも黒い!?」「・・・フラウ、ワンコは何を驚いてんだ?」

「分からねぇ…俺にもさっぱりだ」

「ってお前は分かれよロリコン王子!!!」

「ぐげぴゅ…」




素晴らしい蹴りだな。ワンコの奴、的確に鳩尾に叩きこみやがったよ




「はっ!呆けてる場合じゃない!おい刹那、お前に1つ言わなきゃならない事がある!」

「それはなんだワンコ!?」

「お前は詠唱を唱えるな!大惨事になる!」





ええええぇぇぇぇ…





「良いか?詠唱は魔法の補助をする部分…ぶっちゃけると魔法を発動するだけなら最後の魔法名だけ唱えれば良い。だけどイメージが固まりにくい奴のためにその前の詠唱があるんだ」

「つまり俺は魔法の名前だけ覚えれば良いのか?」

「だけどイメージが出来てないと魔法を出してもすぐに消えるぞ?」

「イメージなら任せろ!何を隠そう俺は想像の達人だ!」

「なら『炎獄(インフェルノ)』って唱えみろ。あ、インフェルノは炎の地獄って書くからな?」





・・・まぁ、炎の地獄って言ったら『アレ』しかないよな?




「見ろ、俺の実力を!『炎獄(インフェルノ)』!」





その瞬間、視界が白く塗り潰された…





* * * * * * * *




約7分後・・・





「し、しし死ぬかと思っひゃぞ、うわ〜〜〜ん!!!」

「ごめんなさい。まさかあそこまで威力が有るとは思わなくて…」




いや〜今のはヤバかった。マジで死ぬかと思った。正直生きているのが奇跡だ…



「いったい何を想像したらあんな事になるんだよ!?」

「い、いや〜フェ〇トの『10年前の大災害』をイメージしたらこんな事に…」「フェ〇トってなに?!」「だから禁止ワーどげっぷ…!?」




・・・アイツ生きてたのか?あの火の海の中にいて?流石はギャグキャラ、俺達とは耐久力が違う!






「・・・今然り気無く馬鹿にしただろ」

「いやおもいっきり馬鹿にした」

「余計悪いわ!」

「さて、俺も魔法が使えるようになったし「なってないぞ?」そろそ……え?」



今なんて言いましたマイシスター?




「なんだよその顔は?お前は『魔法』は『使える』けど、魔法名を『2つしか覚えてない』だろ。しかもワケわからん属性だし…その上絶対暴発させるし(ボソッ)」

「つまり魔法は使えるけど種類が少ない、しかも自分の属性が分からねぇからまだ魔法を使うのはダメだって言いたいのか?」

「まぁそんなところだ。だからまずは魔法名を全部覚えろ」





ふっ…俺は暗記が得意なんだぜ!?




* * * * * * * *




5分後・・・




「・・・頭が痛ぇ…」

「下位魔法名だけだったけど20個もあったんだぞ?それを5分で覚えきったのに頭が痛いだけってなんだよ…私だって、3日もかかったのに…うぅ」



いやそんな事で泣くなよ。



「まぁとりあえず覚えたからフラウの修業に移行するぞ。殺るぞフラウ!」

「…くかー…くかー…」

「「・・・(ブチッ)」」




今、ワンコと俺の想いは1つになった…!



「「何寝てやがるんだこの糞王子がぁぁぁ!!!」」「ぐげっぶ、ぎゃひ…!?」

炎撃(ファイア)水槍(アクアスピア)雷弾(ボルト)風刃(カット)土葬(グランド)巨木(ウッド)!!!』

「■■■■■■ーーー!?」




現在、フラウは燃えながら水槍に刺され、感電し、風に切り刻まれながら土に埋まっていく。トドメに巨大な木が……杭のようにその場(フラウの居る位置)に沈んだ





「「はぁ〜スッキリした」」




今確実に良い笑顔だろう…





* * * * * * * *



約1時間後・・・





「ちっ…死んでなかったのかよお前」

「やっぱり掘るのが早かったな」

「虐めか?!お前等俺を虐めて楽しいか?!」

「「楽しいね!ああ楽しいね!!!」」

「ウガァァァァァアア!!!」



おお、屈辱のあまり自分の髪を千切ってやがる!

ま、止めないけどな…




「さて、そろそろ授業を始めるぞー!」

「いきなりだな」

「誰も止めてくれねぇのかよ・・・」

「一回目は許すが私語厳禁だからな?」

「「それより何の授業するんだよ?」」




最初から言ってるだろうがまったく、困ったもんだ…



「まぁ習うより慣れろ!だな。見ろ!」




俺は刺さってる槍を抜き構えた…

槍を頭の中でリボルバーに置き換える。弾(魔法)を装填するためだ…




炎獄(インフェルノ)装填(セット)



炎獄が槍に吸い込まれた…その瞬間…!



槍の刃が白く光り始めた…軽く振ってみたら、近くにあった岩が蒸発した…




「「・・・・・・は?」」「ふっふっふ…こんな簡単な事が出来ないなんてお前等は可哀想な奴だな〜」

「待て待て待て待て!!!」

「なんだよ今のは!?」

「なんで魔法を覚えたばかりの奴がそんな事が出来るんだよ!?私だって出来ないのに…」

「想像力の差だな。お前等は『こんな事はあり得ない』と思ってるから出来ないんだ。だが俺は違う!俺はあり得ない事なんて無いと思ってる!」




まぁ…実際に『あり得ない事』を体験してるのもデカイけどな…




「さぁフラウ!今すぐヤってみろ!」

「は、はは…漫画だ、漫画の世界だ…」

「執事を極めし拳(執事マスターパンチ)!!!」

「ゴガァァア!?」





貴様、どこの筋肉だ!?

お前は『筋肉革命だぁぁーーー!!!』とでも言っとけ!!

第一この世界に漫画は存在しねぇ!!




「ったく、アホな事を言う暇があるならさっさとヤれ馬鹿者が!」







* * * * * * * *


修行中・・・






「ギャァァァァァアアア!!!」




「バカ野郎!そんなショボい想像力で出来ると思ってんのか!?やり直し!」




「アギャァァァァァアアア!!!」





「この無能!自分の得意属性ぐらい制御出来ろ!やり直しだ!」




「アンギャァァァァァアアア!!!」




「ふざけてんじゃねぇ!!!『炎獄(インフェルノ)』・『嘆きの(コキュートス)装填(セット)!一回…死んでこい!!!」






ドッカーーーーーーーーーーーン!!!







* * * * * * * *





「はい終了〜!これで特別授業は終わりだー!」

「・・・・・・(ピクピク)」

「フラウ死んでないか?私が分かるか?」

「大丈夫だ!なんたってフラウは不死身の称号『ギャグキャラ』を持っている男だからな!」

「それは誉めてねぇーーー!!!ってあれ?俺は何をしてたんだ?」

「・・・ほらな?」




ふっ…だが流石はフラウ。アレだけの無理難題でぶっ倒れるくらい体力を使ったのに、寝返りをすれば元通りだ…!




「まぁそれはそうと、フラウが無事に覚えた事で帰るか!」




ちなみに…フラウが気絶(正確には臨死体験)した回数は…!




1時間当たり70回ほどだったりする



修行時間5時間30分








あ、来たみたいですね




「あん?誰がだよ?…へ?」




「ふっふっふ…久しぶりの登場だな」




「オ、オオ、オーディーン!?」





ええ。今日は作者を矯正するために喚びました




「なんで?俺何もしてないじゃん!?」




理由は……前回の後書きを読んでください




「私はお前を殺すために来ただけだ。逝くぞ!



光輝背負うもの 秩序と法の王

聖なる峰の頂に座す至高の王、ハン・ハーンに闇に戦う故を持って請願す

秩序の軍団員! 法の執行者! 光おびしもの!

汝の忠実なる配下である我は、根源の光もて敵を撃つ!!

完成せよ、地から伸びる光の牙!! 」





「それは流石に反そギャァァァァァアアア!!!」





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