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俺の異世界物語  作者: 夜つ七
第一章:拉致られ異世界へ
33/65

城にて・・・



「・・・何でまともな奴がいないんだ?」





作者が人間の屑だからですよ。










前回

お姫様を助けました。








・・・あれから約5時間が経過した。





「・・・この2人は何時になったら起きるんだ?」




もうそろそろ朝だ。

2人にベッドを占領されたため、今日は一睡もしていない。



「・・・飯にするか。」



俺が部屋を出ようとした瞬間、



「「飯か(ご飯か)!!?」」



2人が飛び起きた。




「・・・ん?此処は刹那の部屋か?」

「・・・あれ?ご飯は?」「おい、起きたんならさっさと出てけ。」

「刹那、何で俺はお前の部屋にいるんだ?」

「お前誰だ?それに此処は何処だ?」




・・・頼む、マジで出ていってくれないか。




* * * * * * * * * * * *




「おい、何でお前等まで来るんだよ?」

「そりゃお前さんの飯を食べるためだ。」

「だからお前は誰だ!あとご飯を作ってくれ!」




・・・はぁ、いい加減にしてほしい。



「フラウ、まずは王様に報告しろよ。」

「ならお前も来い。」

「フラウ、コレを助けに行く前に約束をしろと言ったな。」

「ああ、お前さんは何も言わなかったがな。」

「だから今決めた。俺の事は何一つ言うな。俺は何も関わって無い事にしろ。」「・・・分かった、だが俺の朝飯も作っといてくれ。」

「了解。」



さて、フラウの事は解決した。問題は・・・



「グルルルルルルル!!」


コレ呼ばわりしてから足に噛み付いてるお姫様をどうするかだな。

まあ痛くないけど。



「・・・飯でも食わせてやるか。」






* * * * * * * * * * * *



「お子様ランチ出来たぞ。」

「ご飯だーーーー!!!!!」



お姫様は俺が作ったお子様ランチを嬉しそうに見ている。・・・あ、尻尾振ってる。

どうやらこのお姫様は犬の獣人らしい。



「なぁ、コレ食って良いのか!?」

「いただきますって言ってからなら食べても良いよ。」

「いただきます!!」



凄い勢いでお子様ランチが無くなっていく。

まあそれはともかく、小さい子がご飯食べてる時って何でこんなに美味そうなんだ?



「おかわり!!!」

「はいはい、少し待ってくれよ。・・・どうぞ。」

「ありがと!お前変な奴だけど良い奴だな!」




・・・変?



「・・・俺ってそんなに変か?」

「ああ!髪と目が真っ黒だし、男なのに女の格好してるし、なんか似合ってるし、全体的に怪しいぞお前!」






何か物凄くダメージを食らった気がする。




「あ、それはそうとお前誰だ?」

「如月 刹那だ。・・・次変な奴とか言ったらデザート無しな。」

「変じゃないからデザートくれ。」



・・・変わり身早いな。



「・・・はい、プリン。」「なんだこの奇妙な物は?まさかスライムか!?」




おい、スライムと一緒にするなよ。



「だからプリンだよ。俺が作ったデザートの中で一番人気が高い。・・・食わないんなら貰うぞ?コレが最後の一個だし。」

「・・・ダメだ!一度貰った物は全部私の物だ!」




俺からプリンを奪い、即座に全部食べた。




「んぐっ、むぐっ、ん?ふぁまい!」

「・・・全部食べてから話そうなワンコ。」




あ、今一気に飲み込んだよこの子。




「・・・美味かった。」

「そりゃどうも。こっちもあんだけ美味そうに食ってもらえると嬉しいよ。」

「お前家に来ないか?コックとして雇ってやる!」

「気が向いたら雇われてやっても良いよ。」



シンとした。

何故か涙を浮かべながら睨み付けてくるワンコ。

・・・俺、何かしたか?




* * * * * * * * * * * *




―フラウサイド―





「親父!」

「・・・フラウ、少し落ち着きなさい。」




これが落ち着いてられるかよ!




「親父、姫さんを助けて来たぜ!」

「・・・とりあえず医務室に行きなさい。」

「いやマジだって!信じてくれ!」

「ならどうやって助けて来たんだ?」




刹那の事は・・・言えないな。約束しちまったし…




「こう、死ぬ気でレッドアークまで助けに行ったんだよ!」

「説明になって無い・・・だいたい、帝国まで何日掛かると思っている?魔車を使ったとしても最低2日は掛かるのに何故一晩で助けてこれたんだ?」

「そりゃー刹那に手伝ってもらっ・・・あ。」




つい刹那の名前を出しちまった!




「・・・刹那君に何を手伝ってもらったか、説明してくれるか?」



すまん刹那、後の事は頼んだぞ・・・








「勉強嫌い。・・・うぅ」



・・・馬鹿作者が。休みの間にやらないからそうなるんですよ?





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