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俺の異世界物語  作者: 夜つ七
第一章:拉致られ異世界へ
27/65

鬼ごっこ終了

「これ鬼ごっこか?サバイバルの間違いだよな?」



確かにサバイバルですね。これが鬼ごっこなら一生やりたくないです。





前回

鬼ごっこスタート!





現在時刻・・・10:58



はあ、逃げたのは良いけどさ〜



「誰も追い掛けて来ないのは辛いな・・・」



そう、逃げてから二時間以上同じ場所にいるけど誰も来ない。来ても逃げる。



「・・・暇だし戦況を調べようかな?敵対勢力も知りたいしな。」



解析開始・・・



鬼・・・40人中13名気絶、残り27名は軽傷

逃亡者・・・40人中8名気絶、その内3名はトラップにより気絶

教師・・・18名中17名敵対、その内2名はトラップにより気絶

その他の生徒・・・400名中298名敵対、その内265名は観戦、30名はトラップにより気絶、3名無関心



敵対勢力多いな。

教師はヒューゴさん以外は全員敵だし、生徒は学園の4/3は敵対してやがる

うちのクラス、嫌われてるのか?



「ま、敵対勢力と遊べるから良いや。・・・その前にトナカイの奴を殴りに行くか。」






* * * * * * * * * * * *




―リクスサイド―


現在時刻・・・12:37




授業が始まってから3時間以上が経ちました。刹那さんの指示通り、校舎内の階段やドア、トイレはトラップに変化させましたが、よく考えたら味方も使うのでは・・・



「それにしても・・・刹那さんは何者でしょうか?」

遊び心で作られた物は触れた物をトラップに変化させる指輪。

そして装備するだけで様々な能力を与える杖。



遊び心で創られた指輪ですら売りに出したら最低でも金貨1000枚はくだらないでしょう。



もし彼が正規の“魔導装飾師”なら噂になっているはずですし、かといってモグリの者なら協会が許すはずがありません。



「・・・まさか協会が隠している? 」



いや、今は戦いに勝つ事を優先させましょう

そのためには周りに敵がいないか調べなければ・・・




「待てってんだろ!!!逃げんじゃねぇよ、トナカイがあああぁぁああぁあ!!!!!!!!!」

「ぎゃああああぁぁぁぁあああぁああ!!!!!!!!!」




・・・・・無能教師が大鎌を持った刹那さんに追われていました。

訳が分かりません。分かりませんが、楽しそうですね。



「私もそろそろ殲滅を開始しますか。」









* * * * * * * * * * * *






―レンサイド―


現在時刻・・・2:45





「にゃー」


「何これ?・・・なんか和むな。」

「うん、なんか心が洗われるようだ。」

「・・・人参食うか?」




「ふぅぅぅーーー!!!」



「・・・食わないみたいだな。」

「「そりゃ食わんだろ…」」

「・・・ゼリー食うか?」




「にゃー」



「・・・これは食うのか。」







* * * * * * * * * * * *





―レイナサイド―


現在時刻・・・3:18







「刹那さん、この指輪は欠陥品です。失敗作です。」


うぅ…トラップを作り過ぎて屋上から出られなくなってしまいました。



「誰か〜助けてください。うぅ…刹那さんのバカ。」





* * * * * * * * * * * *



―刹那サイド―



現在時刻・・・3:39






「なんか、誰かに馬鹿にされた気がする。」

「あががががががが!!!ちょっと待っでででで!!!八つ当たりしなうげげげげぇ!!!!?」



俺以外の声が真下から聞こえた。

俺が下を見ると・・・角が折れ、顔が潰れているトナカイが俺の足の下にいた。



「お前何してんの?昼寝?こんな所で寝てると風邪ひくぜ?」

「って君が私を殴り倒したのだろう!!?」



そういえばさっき顔面に拳を喰らわせたっけ。なんでだろ?



「・・・ああ、思い出した。お前がうちのクラス会長を脅したんだよな?」

「待てくれ!脅したなど嘘を言わないでくれ!アレは立派な交渉だ!」

「知るかゲスが。このままミンチになるまで磨り潰してやろうか?ああぁ!?」 「ひぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!!!!!」



ったく、レイナ達の件だけなら顔面一発で済ましのに更にムカツク事しやがって


「成績を下げる?今までの努力が無駄になっても良いのか?よくそこまで言えますね先生?金で教員になった奴が偉そうに言うんじゃねぇよ!」

「待て!?何故そのこ「何勝手に喋ってんだ?お前に喋る権利なんて無いんだよ!」ヒィ・・・」



滑稽だな!さんざん偉そうにしてやがったのにピンチになったらこれかよ?



「俺はお前の事は大嫌いだ。何故かって?ウザイからだ。」

「・・・・・・・・・」

「正直殺したい。でもそれは流石に無理だ。俺がシンゲンさんに怒られかねん。だから約束しろ。俺のクラスに何もしないと。」

「・・・・・・・・・・」


・・・ほ〜、首を横に振りやがるか。ならコッチも考えがある。




「そうか。なら俺はこの話を王さまに話す。」

「!?」

「だがな、俺の言うことに同意するなら勘弁してやろう。どうする?地位も家族も捨ててプライドを守るか?それともプライドを捨てて今を守るか?選ぶのはお前だ、ゆっくり考えても良いんだぜ?・・・まあ、俺は今日の帰りに言うけどな。」

「・・・・・・・・・」



トナカイは首を縦に振った。一応最後の確認をするか


「口に出して言ってくれないか?じゃないと分からないからさ〜」

「わ、私は貴方のクラスに二度と関わりません。ですから、どうかこの話はご内密に・・・!」

「良いぜ。その代わり、約束は守れよ?」




さて、そろそろ狩りに戻らないとな。







* * * * * * * * * * * *



現在時刻・・・4:30





ちっ、まさかトナカイ相手に4時間近く掛かるとはな


解析開始・・・



鬼・・・27名中14人気絶、残り13名は軽傷

逃亡者・・・32名中28名気絶、その内15名はトラップにより気絶、残り4名の内、1人はトラップに囲まれ行動不能、1名(匹?)は睡眠中、1名は疲労(大)

教師・・・15名敵対、その内14名はトラップにより気絶、残り1名は戦意喪失

その他の生徒・・・365名中、262名敵対、その内151名はトラップにより気絶、58名は物理攻撃により気絶




・・・まずトラップに囲まれてる馬鹿はレイナだな。うん、間違いない。あとレン、寝るなよ。

はぁ、予想はしたがまさか本当にこうなるとは・・・


「しょうがない、『七つの大罪』起動、遅き【怠惰スロウスの時計】」



スキルが発動し、俺の手には懐中時計が現れる。

その時計の針は10分に一秒分だけ動く壊れた時計。だが・・・



「さて、時間を『合わせよう』かスロウス。」



その瞬間、時間の流れが変わる。ゆっくりと流れるようになる。



「よし、これで楽勝だな。」


さあ、蹂躙を開始しよう






* * * * * * * * * * * *




時計は3分後・・・

現在時刻・・・4:33




「・・・疲れた。でもなんとか敵対勢力は全部潰したな。」


俺は30分で敵対勢力全員に『ピコ〇コハンマー』を喰らわしたから仲良く気絶するはずだ。

ちなみにアイテムじゃないくて呪文の名前だ。



「【怠惰スロウス】解除。」



その瞬間、目の前にいた上級生が倒れた。

よし、ちゃんと気絶してる

他の奴等はどうだ?



解析開始・・・



鬼・・・13名中13名気絶

逃亡者・・・4名中0名気絶、残り4名の内、1人はトラップに囲まれ行動不能、1名(匹?)は寝起き、1名は疲労(大)教師・・・全員戦闘不能

その他の生徒・・・54名中39名気絶、残り15名は激痛により行動不能




つまり俺達の勝ちか









その後・・・



「リクス、特典として何が貰えたんだ?」

「皆は全教科の試験免除です。私とレイナは最後まで生き残ったので試験免除と次の体育の免除を貰えました。」

「・・・俺とレンは何が貰えるんだ?」

「レンさんにはリボンの魔道具が、刹那さんには魔石が贈呈されるそうです。」 「・・・要らねぇ。」






努力を返してくれ・・・





『七つの大罪』の説明


①【傲慢プライド】、【色欲ラスト】、【暴食グラトニー】、【嫉妬エンヴィー】、【強欲グリード】、【怠惰スロウス】、【憤怒ラース】 の七つの能力を発動できる。ただし一度に使えるのは3つが限界ただしある状態だと全て同時に使用する事ができる。


②それぞれ『武器』と『幻獣』の二種類がある。ただし例外として【色欲ラスト】には『幻獣』は存在しない。




傲慢プライド】の追加説明



『幻獣』・・・不明

『武器』・・・杖


能力・・・絶対命令権

①世界に存在する全てのモノに命令する事が出来る。②世界に働き掛け、対象の存在を奪う事が出来る。




暴食グラトニー】の追加説明



『幻獣』・・・黒龍

『武器』・・・不明


能力・・・万物吸収

あらゆるモノを吸収する事が出来る。

②魔力を吸収した場合はある魔道具に蓄えられる。




怠惰スロウス】の追加説明



『幻獣』・・・不明

『武器』・・・懐中時計


能力・・・時間制御

使用者以外の時間を時計に合わせる事が出来る。発動中は身体の成長が止まる。つまり使い過ぎで若者から老人になる事はない。






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