地下室で壊れた刹那
「これは酷い目にあったのか?」
知りませんよゴミ作者。
「魔王出てないし…。」
だから知りませんよ超低能作者。
前回
授業をした&レンが消えただからどこでもドアで迎えに出発。
嫌な予感がするが覚悟を決めドアを開けた。
そこには…
「「「「え?」」」」
レンとレイナ、あと知らない女子(二名)がいた。
だけど問題が一つ…
みんな着替え中でした。
いきなりだったため、(レンを除く)みんなは理解出来ずフリーズしている。
「お兄ちゃんも着替えるの?」
レンの言葉で全員正気に戻る。
「って何で刹那さんが此処にいるんですか!?!?」
そう言いながらレイナは何処から取り出したのかナイフを投げてきた。
そのあまりの速さに避ける事が出来ず、左肩に刺さった。・・・痛い。
「死ね」
その他Aが巨大な包丁(あれ?見たことがあるような?)を投擲してきた。
動作が大きかったため避ける事が出来た。が、余波っぽいヤツで右腕がズタズタになった。それ何処の《偽・螺旋剣【カラドボルグ】》】?
「とりあえず楽しませてもらうわ(はぁと)」
その他Bは何かを手に持ち凄い勢いで振った。次の瞬間、顔の前に火花が散った。
あまりのダメージに俺は意識を手放した。
ちなみに上記の攻撃はほぼ同時に繰り出されてた。
* * * * * * * * * * * *
「・・・あれ?此処は…何処だ?って、何で縛られてるの俺!?」
起きると全身を縄みたいなものに縛られ動く事が出来ない。
「やっとでお目覚めかしらお嬢さん?」
いきなり目の前に小学生くらいの女の子が出てきた。それと俺は女じゃない。れっきとした男だ。
「とにかく縄をほどけ。・・・ってか何この縛り方?」
「何って、ただの亀甲縛りですが?」
あ、噂くらいなら俺も知ってる。アレって難しくないのかな〜?
「って、ふざけんなああああぁぁああ――――――!!!!!!
縛るだけなら普通に縛られよ!? いや、そもそも縛るんじゃねぇよ!!」
「縛らないと逃げてしまうでしょう?それにどうせ縛るなら自分好みに縛りたいじゃない♪」
「リキュル、持って来たけどコレで良いの?」
いきなり後ろから声が聞こえた。振り向いた先には…
山のような衣装と注射器を運んで来たレイナがいた。
「それで良いわ。とりあえず準備は出来た。あとはレンちゃんとリクスが帰って来るのを待つだけね。」
何故だろう?目の前にある衣装と注射器が怖い…
まさかコレが第六感か?俺に死が近付いてるのか?
「ただいま〜、買い物終わったよ〜。」
「とりあえず言われた物は全て買え揃えました。」
嫌な予感を感じた瞬間、2人が戻って来た。
2人は化粧品を買って来たみたいだ。
「それでは始めましょう。レイナ、注射器を取って。」
「はい。」
リキュルはレイナから注射器を受け取り俺目掛けて歩いてくる。
そして俺の腕を取り…刺した。
痛みが全く無かったのは不幸中の幸いか?
「さて、今の薬が何か解るかしら?」
「・・・筋肉弛緩剤。それも速効性の。」
あはは、体に力が入らない
「よく解ってるみたいね。なら今から私達がヤること解るわよね?」
「止めろ、それは絶対止めろ。いや止めてくださいリキュル様。」
「ふふふ、良いわねその呼び方。でも止めない。
レイナは服を、リクスは小物を用意!仕上げは私がヤるわ!
・・・あ、縄は取らないとね。」
そして動けない俺はなすがままにされるだけだった…
* * * * * * * * * * * *
―レイナサイド―
あれから十分後・・・
「うふふ、あとはルージュを塗れば・・・完成!」
「「「・・・綺麗」」」
「ふふ、ふふふふふ、あはははははは!!!!!!!」
私達が刹那さんの評価をした瞬間、刹那さんは狂ったように笑いだした。
なんか凄く怖いです。
「えっと、刹那さんが壊れたみたいなんですが、大丈夫・・・なんですか?」
「大丈夫ですよ。恐らく予想以上に綺麗になれたため嬉しいんです。」
「お兄ちゃん?それともお姉ちゃん?」
「今なら死んでも良いわね。ってか死にそう。鼻血の出しすぎで死にそう。」
リキュルが悶死するのは何時もの事なので私達はスルーした。
だが、誰も予想しなかった事が目の前で起きた。
「大丈夫ですかリキュルさん?はい、首をトントンしてあげますから座ってくださいね。」
「ぐぶふぁ!!?」
刹那さんがリキュルの介抱をし始めた。
それも凄く慈愛に満ちた表情で・・・
だがリキュルは鼻血が止まるどころか余計に酷くなってる。
「大丈夫ですか?私だとダメみたいなので他の方にやってもらいましょう。」
「いやこのままでお願いします。このままトントンしてください。」
リキュルは自分の欲望のために悶死を選んだみたいだ。
だが今はそんな事は些細な事だ。
どう考えてもおかしい…
刹那さんの豹変ぶりは凄すぎる。まるで本当の女の子みたいだ。
「リクス、あれどう思う?」
「色々な意味でヤバイですね。このままだとリキュルは死にますね。確実に。」
「いやそれは何時もの事だから良いんだけど…。」
「本当にそう思っているのですか?あの顔は今までの比ではありませんよ。」
リクスは2人の方へ指を指した。
そこには・・・
鼻血が止まったのか膝枕をしてもらいながら耳掃除をしてもらっているリキュルが幸せそうな表情(ただし顔を真っ白)で微笑んでる。
それと一つ訂正、鼻血は止まったんじゃなくて出し尽くしたんだ。
「・・・確かに少し危ないかも。」
「言ってる側から口からエクトプラズマが…!」
確かにリキュルの口から白っぽい物が出てます。
とりあえず2人を引き剥がさないと…!
「刹那さん!少し外に遊びに行きませんか?せっかく可愛くなったんだから皆に見せに行きましょう。」
「そうですね。リキュルさんも寝ちゃった見たいですし、行きましょうか。」
刹那さんは凄く良い笑顔で歩き出した。
この時、刹那さんが私よりも綺麗な事が悔しかったですね。
その後・・・
「リキュル、とりあえず起きなさい。」
「セツナちゃん〜次はお風呂に入れてくれないかしら?」
「お兄ちゃんがお姉ちゃんで、でもお兄ちゃんは男の子でお姉ちゃんは女の子?あれ?お兄ちゃんが女の子だっけ?ん〜、分かんないよ〜。」
色々あったようだ。
「いや〜この後どうなるんだ?」
いっそのこと殺してあげなさい。
「あげてるよ?精神的に。」