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第四十八幕 勘違いされるヒカゲ

お久しぶりですm(_ _)m


遅くなってしまいすみませんm(_ _)m


またちょくちょく更新していきたいです

( *`ω´)

「せっかく集まって頂き申し訳ございませんが、三方は席を外して頂けますでしょうか」

三人は頷き、シルィはゆっくりと、ナンシェは嫌がるアモルを引きずって部屋から出て行った。

ヒカゲはそれを見届けたあと、もう一度神の方見た。


《ステータスカード》


⁇⁇⁇


Level : ⁇ 体 : ⁇ 魔: プラチナ 防 : ⁇ 速 : ⁇

属性 : 光、⁇

職業 : 神

種族 : 天族カイラト

能力 : ⁇⁇

異名 : 全ての神、全能の神、慈悲深き者




ステータスを見たが、殆ど分からずにヒカゲは目の前の神に困惑する。


「あなたは異世界人ですね」

言われた言葉にヒカゲは若干目を見開く。

その反応に神は納得したように頷く。

「やはりそうですか。貴方からは今まで感じたことがないような雰囲気が流れており、また魔力を見ることができません。そんなことができるのは私以上の魔力を持つ者なのですが、そうそうこの世界で私達以上の魔力を持つ人はいません。また、この世界のものならその魔力を隠すなどという行動を取ることはありません。さらに今回人間族ヒュームの国から、あの魔法の気配。それらのことから貴方が異世界から来た、『勇者』だとわかりました」

「待て、俺は勇者ではない」

そう、ヒカゲは魔力が神以上にあるのではなく、全く無いからこそ見えない。しかし、神はなにやらヒカゲが『勇者』だと勘違いをしているらしい。だからこそヒカゲは直ぐに否定したが、神は立ち上がる。

「そのような言葉に、私は惑わされません。異世界から勇者として呼ばれた者は、この世界に混乱と歪みを呼ぶ悲しき者。本来あるはずのない、違う世界から来た者が何も知らずに、この世界で自分勝手に思うがままに力を使い、自分が信じる気持ちを押し付け、さらに世界が混乱する」

神は右手を静かに挙げ、告げる。

「だからこそ、見過ごす訳にはいきません。恨むのなら、貴方を呼んだ人間族ヒュームの方々を」



「今ここにいる聖天使エンジオンに告げます。異世界から来た、混沌の使者を倒し、この世界を守るのです」










ガタンッと扉が勢いよく開いて、ヒカゲは走って出て行く。

神はその姿を見たあと、ストンと座ったあと、部屋に《知識》の聖天使エンジオンのシルィが入ってきた。


「全能神様・・・」

「わかっています。わかっているからこそなのです」

「しかしあの者が勇者とは、」

「《知識》よ、私はもうあのようなことは二度と起こしたくはないのです」

神の悲痛な声が部屋に響く。暫く静寂が続いたが、シルィのほうが先に動き、頭を下げ、部屋から出て行った。




「そう、もうあんなことは二度と起こしてはならないのです。あれは私たちの、そしてこの世界が起こした過ちなのですから」



そして神は、いつの間にか部屋を去っていた。


次は追われるヒガゲ。

どうなるのか。

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