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第三十八幕 依頼2

三十〜〜八〜〜幕〜〜。


今回は依頼二つ目です。

次の日、ヒカゲたちは早めに起きて早速依頼に取り掛かろうとしていた。

「まずはこの薬草収集から始めようか」

「てぃなもおてつだいする〜!」

「あぁ、お願いするよ」

「をじゃ、早速行くか」

ヒカゲ達は依頼書に書かれていた東側にある草原へと向かった。






薬草収集は草原を横切り、ふらふらと歩いていると割とすぐ見つかった。

「これの花でいいのか?」

ヒカゲはじぶんがやりたい!とティナが一生懸命束ねている小さいピンクと黄緑色の花がついた草を見た。

「あぁ、あってるぜ」

ティナは積み終えたのか、ヒカゲの元に走ってきた。

「これでいい?」

「あぁ、よく出来たな」

褒められたことが余程嬉しかったのか、ヒカゲの方に思いっきり飛びついた。

「こら、急には危ないだろ」

「だってうれしいんだもん!」

「そんじゃ、その薬草は俺の袋に入れとくぞ。もう一個の依頼こなしてからギルドに行こうぜ」

「そうだな、この依頼の場所はここからそう遠くない」

ヒカゲたちはギルドへは行かず、魔物退治を依頼した屋敷へと足を進めた。






「この屋敷か?」

商店街より少し離れた屋敷を見上げるヒカゲたち。しかし、立派な屋敷とは違い、庭は雑草などで荒れ放題。屋敷は窓が割れ、屋敷の壁にはヒビが入り、蔦が伸びていた。

「どうやらそうらしいぜ、詳しくはここを管理している奴から話があるそうだ」

ヒカゲはドアに付いていた呼び鈴の様なものを鳴らした。しかし人が出てこないので、もう一度鳴らすが、やはり出てこない。仕方ないのでもう一度鳴らそうとしたとき、

「どうされた?」

振り返ると初老の男が杖を持って立っていた

「こんにちは、依頼書を見て訪ねたのですが、」

「あぁ、あの依頼ですね。儂はローハと申します」

ヒカゲたちも各々自己紹介をする。

「それで、依頼書にあった謎の魔物のことですが、」

「お話いたします。この屋敷には私の祖母が住んでおりましたが、祖母はとうの昔に亡くなり、儂も歳になってきたためこの屋敷を売り払い、もう少し小さな家を買ったのでそこで生涯を終えようと、ある夜この屋敷のに住んでいた祖母の遺品の整理や掃除をしようと屋敷に入ろうとするときでした。まるで何か、壁がそこにあるかのように入ることができなくなってしまったのです。そしてその阻まれている向こうで何やらユラユラと揺れる黒い影を見たのは。儂も魔法を使えるため、何とかしようも思いましたがその魔力には叶わず、依頼書に書いた次第です」

「どうしてそこまでこの屋敷に入りたいんですか?」

「・・・儂はどうしても祖母の遺品の中で確かめなければならないことがあるのです」

ローハはしっかりとした目でヒカゲを見ました。

「わかりました。この依頼は必ず遂行します」

「本当ですか!」

「はい」

「何卒よろしくお願いします」

ヒカゲたちは取り敢えずローハは屋敷の外で待ってもらい、阻まれたという玄関のところに立った。

「フィロス、これはどうなっているんだ」

ヒカゲはティナは開いている玄関に手を伸ばすと本当に透明の壁があるかのように阻まれているのを見て、フィロスに聞いた。フィロスも取り敢えず触る。

「・・・こいつは光魔法だ。しかも守りに特化した」

「つまり?」

「あのじいさんは黒い影が見えたと言ってたが、姿までは見てねえ。まだ正体が分かったわけじゃねぇが、相手は光魔法を使うやつだ」

「この壁を破るのは無理か?」

「いや、こんくらいなら大丈夫だ」

フィロスは二人を下がらせ、透明の壁に手を翳した。

「《闇失スコハノ》」

するとパキパキとヒビが入るような音がした後、パリーンと何かが割れた音がした。

「一応、光と闇は同じくらいの力があるが、それと同時に互いの弱点でもあるんだぜ」

「そうなのか」

「ふぃろすすごーい‼︎」

ティナは楽しそうにはしゃぎだす。

「そんじゃ、行こうぜ」

「まずは魔物の正体だ。ティナ、俺かフィロスから離れるなよ」

「うん!」

三人はこうして屋敷の中へと入っていった。

次の展開は・・・!


やばい勇者たち最近書いてない!

もう少ししたら書きたいな

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