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短編小説 —『いま起きていること』

作者: 蒼山ホタル
掲載日:2026/07/19

ブルースは小さく笑った。

誰にも届かないと思っていた瞬間が、

誰かの共感になったのかもしれない。


結局、雨は降らなかった。

それでも彼は傘を開いた。

ぬるいコーヒーをひと口飲みながら、

今日の“いま”が少し長く続けばいいと思った。


---




仕事帰り、ブルースはコンビニの前で足を止めた。

曇った空。ぬるくなったアイスコーヒー。

特別なことは何もないのに、胸の奥が少しだけざわついた。


ふとスマホを開くと、Xの画面に同じ言葉が並んでいた。


**「いま起きていること」**


ただのフレーズなのに、

今日はなぜかその言葉が心に引っかかった。


ブルースは少し迷ってから、

誰も気にしないような短い投稿を書いた。


> 「帰り道、コーヒーがぬるくなった。

> でも、いまの温度がちょうどいい気がする。」


投稿ボタンを押すと、すぐに通知が来た。


**「いいね 1 — 誰かがあなたの“いま”を見ています。」**


ブルースは小さく笑った。

誰にも届かないと思っていた瞬間が、

誰かの共感になったのかもしれない。


結局、雨は降らなかった。

それでも彼は傘を開いた。

ぬるいコーヒーをひと口飲みながら、

今日の“いま”が少し長く続けばいいと思った。


---



ブルースは少し迷ってから、

誰も気にしないような短い投稿を書いた。


「帰り道、コーヒーがぬるくなった。

でも、いまの温度がちょうどいい気がする。」


投稿ボタンを押すと、すぐに通知が来た。


「いいね 1 — 誰かがあなたの“いま”を見ています。」

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