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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

サタンのゆうわく

作者: 乃木坂 佑一

聖書にあるサタンのゆうわく。例の神の子ロン毛が聖書で反論してるんですけど

何度読んでも会話になってない。ですから人の身でおおいにツッコミ入れてみました。

サタンは言った。「神の子よ。汝が神の子だというなら、そこにある石くれをパンに変えてみせよ。」


私は言った。「お前はバカか?」


サタン「え?」


「畑を耕し、小麦の種を蒔き、丹精に育て穂が実れば収穫し、籾をおとし粉ひき小屋で轢き

できた小麦粉を捏ね、さらに焼くことでパンができるのは10の子供でも知る世の理だ。お前が俺を

神の子だというなら、その俺がその理を破る理由がどこにある?」


サタンは言葉に詰まり、さらに罵倒されたことで機嫌が悪くなった。


そこで次のたくらみを思いついた。


サタンは私をシナイ山の崖まで連れて行き言った。


「神の子よ。汝が神の子ならこの崖から飛び降りて無事であることで神の子であることを示せ。」


私は言った。「お前は大馬鹿なのか?」


サタン「え?」


「高い崖から飛び降りれば飛ぶ鳥ではない人はサムソンのような頑丈豪傑でも死ぬ。それは命の実を食さず楽園から追われた人間に課せられた罪であり神の理だ。当然俺が神の子でもそれに従うていうか死ぬ。

そこでだ。なぜ崖から飛び降りて無事であることが神の子であることの証明になるんだ?まずそれを説明するのが先だろ?神託か?聖典にそうあるのか?まさか思い付きでデタラメぬかしたんじゃないだろうな?」


サタンは再び言葉に詰まり、さらに大馬鹿と言われたことで怒りと劣等感に襲われた。


サタンは私をシナイ山の頂上に連れて行き、町の全体が見渡せる眺望を見せていった。

「神の子よ。私の前にひれ伏して跪け。さすれば世界をお前に与えよう。」


私は言った。「お前はホームラン級のバカだな。」


サタン「え?」


次の瞬間、私はサタンに渾身の打撃を打ち込んでいた。

「おまえはそれがイヤで父なる神に逆らったのではなかったか。神を畏れひれ伏し、理に縛られるのを良しとせず、神の人形になるを忌み土くれの人間を侮蔑したのだろう?ここにきて神の猿真似か。見下げ果てたやつだ、こんな程度で神の子などどうにかできるものか。」


サタン「なん・・だと。貴様は神の子ではないのか?」


私は言った「人違いだ。それはアッチ。」


私は頂上から指さすと、菩提樹の巨木の根本でのんびり居眠りをするロン毛がいた。


痛む右の頬を押さえ、サタンは呪いの言葉を吐いた。


「お、おのれ!人の子よ。災いあれ!」


サタンは去った。ていうかモノホンの神の子放っておいていいのか?


私はおもむろに時代遅れっぽいガラケーを取り出し、とある人に連絡をした。


「もしもし、閣下ですか?なんですかアノ使えないの?ええ。ぜんぜんダメ。最初から返り討ち前提で

だめなやつ寄越したって・・・。神様の頼みとはいえそれはイカンでしょう。せめて顔ぐらい確認する

やつにしてくださいよ。髪ぼさ無精ひげだらけだからってオレを間違えましたよ?アイツ。」


後日別のサタン役の下っ端悪魔が例の役目をするのだが、筋書き通りになったのは聖典にある通りである。





結論として あのサタンのゆうわく なんか やらせっぽい というのが筆者の常々思うところです。

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