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屋敷 エピソード8

「ヘレン……。少しここで待っててくれ……行ってくる」


 モートが割れた窓の場所へと走っていった。


 ヘレンはまた辛抱強く通路で待った。

 破壊の音や、グシャッという何かが潰れる音。窓が更に割れる音などが、しばらく鳴り響いた。

 だが、奥の方から一体の何かがこちらに近づいてきた。


 それは全身灰色のゾンビだった。 

 煤ぼけていて、まるで暖炉のようなところから這い出てきたかのような姿だった。

 こちらにゆっくりと歩いてくる。

 ヘレンは怖くなって逃げの態勢になった。


「ごめん……ヘレン」


 灰色のゾンビの首が、銀の大鎌の斬撃でブチンっと勢いよくあらぬ方向へ飛んだ。


「一体……逃してしまったんだ……」

「こっちは大丈夫よ。それよりモート。そっちにジョンたちは居たの?」

「いや……いない……」

「そう……」


 ヘレンは肌寒くなって肩を摩った。モートと二人で出入り口の玄関を探し、数十分後には、モートのお蔭でヘレンはこの屋敷から無事に出ることができた。 



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