流れ行く雲
流れ行く雲を見上げながら
白い雲かと思えば
黒い雲かと思えば
青い空まで見えてくるのだから
気まぐれだよ空は
それに真冬なのに入道雲まで現れる始末
いったい何だよ
この気まぐれ気象は
だんだんと見上げていたら
首が痛くなり
そろそろ見上げるのは
やめるかと呟いた
はしごでもあれば雲まで
届く はしごでもあれば
命綱を付けて行くぞ
空の雲の上まで
しかし雲だから筒抜けだから
雲の上に降りたとたんに
地上へと落ちるんだろうな
たとえば鳥たちのような
羽があり空中を飛べれば
雲の上まで行けるよな
いくら科学が発達しようが
いまだに人は空を飛べないから残念である
空飛ぶ車より空飛ぶ人の
メカニズムを作って欲しいものだよ
気晴らしに空まで散歩なんてことが出来れば
最高なんだけれど