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信頼
俺はこの歩を使うかどうか非常に迷った。
というのも、この歩を使ってしまえば契約は成立したことになり、名前も分からぬ男を倒さねばならなくなってしまうからだ。
倒せなかった場合のペナルティは?
約束を破った場合のペナルティは?
肝心なことは何も聞いていない。
将棋神「やっと目が覚めおったか。どうだ?解けたか?」
あの女から与えられたこの歩を使わなければ、この詰将棋は解けない。
この詰将棋が解けなければあの無法者が倒せない。
倒せなければ、あのツインテールの女があの無法者の手によってどうなるかわからない。
あの女がどうなろうと俺の知ったことではないが、この俺を信じてくれたからな。
裏切る訳にはいかないか…
「あぁ、解けたぜ。」
俺はその歩を使ってその詰将棋を解いた。
将棋神「よろしい。それでは力を与えよう。」




