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わらべうた  作者: CM同盟
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4p

「それじゃあ、一週間たったら迎えに来てください」

冬香は運転手にそういって、悠希たちを別荘へ案内した。

道は前と違ってレンガで整えてあり、きれいになっていた。前は草が生え散らかっていた、野道だった。

別荘は、クリーム色の壁で、屋根は無く、真四角の建物だ。

中に入ると、ロビーのようで天井にはシャンデリア、一人掛けの大きいソファが二つ、三人ほどは余裕に座れそうなデカソファが二つ、ガラスのサイドテーブルが一つ、用意されていた。九月だというのにストーブまで用意されていた。もちろん、エアコンも完備。

「きれいでしょ?家政婦さんが週一で掃除してくれてるの」

なるほど。金持ちボンボンは違いますね、暮らしが。

「それじゃ、ちょうど6個寝室があるから好きなの使って良いから!亜海〜一緒にいこー♪」

「うん!美香も〜」

「行く行くー」

三人はきゃぴきゃぴ騒ぎながら馬鹿でかいロビーから二階の寝室に行ってしまった。

「…良いな、女たちは」

「こっち側、花無さ過ぎだぜ」

「マヌケ顔ならいるけどな〜」

寛也がふざけて悠希に言った。

「うっせーよ、顔面ぶつけマン」

「とりあえず、俺たちも二階にいこーぜ」

椿己が言った。

やはり、これくらいの別荘になると階段も豪勢で、赤いじゅうたんがひかれていた。二階につくと、真っ先に寛也は言った。

「俺、紅獅子の間借りっから!」

つまり、女子たちのとなり。話でも盗み聞きするつもりか。

「悠希は?黄金鹿と白金虎、どっちがいい?」

椿己は悠希に聞いた。悠希は少し悩んで椿己に言った。

「俺、白金虎もらうわ」

「それじゃ、俺は黄金鹿な」

椿己は自分の荷物をもって、黄色い扉の中に入っていった。


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