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わらべうた  作者: CM同盟
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2p

伝統があるといえば、さっきのわらべうたも中々古いものらしい。ばあちゃんいわく百年前くらいにはなるらしい。

今日から悠希は友達の金持ちさん、蒼野(あおの) 冬香(ふゆか)の誘いで近くの別荘以外には何も無い島、『はじめ島』に行くことになった。

別にいつもなら「面倒くさい」「疲れた」などで断って行かない別荘行きだが、今回は何故か行かなければならない気がして、参加した。悠希はものっすごい気分屋なので、そんなこともおそらくあるのだろう。

はじめ島には本当に何も無い。

山がぽつんとあって、後は砂浜。その砂浜も特にきれいというわけでは無い。

むしろ、ごみが流れ着いていることがあって汚い。

だけど、今回は五人集めたようなことを冬香は電話で言っていた。

「またあのメンバー集めたからさ、ね、行こ?」

あのメンバーといえば、小学校の時のやんちゃっこチームのことだろう。

冬香に、岸崎 亜海 (きしざき あみ)、姫島(ひめじま) 美香(みか)

小金宮(こがねみや) 椿己(つばき)未亜科(みあか) 寛太(ひろや)

それで、悠希。このメンバーとはいいことも悪いこともともにした良い仲間だった。顔合わせは、冬香を除いて久しぶりだ。

とりあえず悠希は一通りまとめた荷物を持って外へ出た。

「おっはよ、悠希」

玄関の前にいたのは美香だ。たぶん、待っていてくれたのだ。

「おお、久しぶりだな、美香」

「うん。悠希ったら、面倒くさいって島にこないんだもん」

悠希はへへ、と苦笑いしかでなかった。

悠希視点から見たら、美香はめちゃくちゃかわいい。

昔一目惚れした位だ。しかし、美香にはすでに超イケメン?の椿己が彼氏にいた。ふられるだけだった。

「あの島行くの、ちょっぴり久しぶりでしょ?」

「まあね、ずっと断ってたから」

少し談笑する。

「私、新しい水着買ったんだ〜」

「え゛、海入るの?もう九月だから寒くない?」

「平気平気♪」

すこし話をしているうちに、悠希と美香は冬香のクルーザーがある船着場についた。というか、冬香の海辺の豪邸。

「あ、遅いよ二人とも!もう皆来てるって!」

亜海だ。亜海は水色のTシャツに、紺色のGパンを着ている。

昔っから亜海は青系が大好きだったな…そう悠希は思った。


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