表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界金融【改】 〜元教師は転生したら働かなくてもいいように無双する〜  作者: 暮伊豆
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

571/1075

ソルダーヌの招待

昨日の宴会は楽しかった。いつも温和なレイモンド先生が酔ってハッピーでラリラリだった。そんな状態で宴会芸を見せようとするものだから、あっちにぶつかりこっちにぶつかり。ひどい有様だった。


そんな状態なのにアレクがお祝いの曲を演奏し始めると他のみんなまで踊りだしてしまって道場内の熱気がすごかった。やはり宴会は楽しい。早く私も酒を飲んで踊り狂いたいものだ。

もちろんコーちゃんはたらふくお酒を飲んでいた。「ピュイピュイ」




さて、本日の王国一武闘会は魔法あり部門だ。昨日の魔法なし部門でさえ激しかったからな。今日は一体どんな戦いが観れることだろう。昨日と同じ観覧席からアレクを膝に乗せてウォッチングだ。




そしてあっと言う間に二回戦まで終わり昼休憩となった。昨日と同様にエミリーちゃんに呼ばれてソルダーヌちゃんの観覧室へ。


「みんないらっしゃい。昨日は無尽流の優勝おめでとう。すごい戦いだったわね。」


「ありがとね。レイモンド先生もオミット選手もすごかったよね。お邪魔します。」

「ピュイピュイ」

「お邪魔するわね。ところで今日はソルの関係者は参加してるの?」


「ええ、上から二番目の兄、デフロック兄上が出場してるわ。あんまり強くないのに二回戦を突破してるわ。」


おお、ダミアンのお兄さんか。どんな人なんだろう。



それにしてもランチは美味しかった。


「私達までありがとうございます。」

「美味しかったです。ありがとうございます。」


サンドラちゃんとスティード君も満足そうだ。


「どういたしまして。お互い王都にいることだし、たまにはお茶でもしましょうよ。」


「ええ、喜んで。」


ソルダーヌちゃんとサンドラちゃんか。面白い組み合わせだな。そこにシャルロットお姉ちゃんまで絡んでくるのかな?


「それよりカース君? 明日には帰ってしまうのよね? 今夜時間ない?」


「うーん、あると思うけど……何事?」


「ディナーのお誘いよ。もちろんアレックスと二人で来てくれて構わないわ。」


「アレクと二人ならいいよ。もちろんコーちゃんもだけど。どこに行けばいい?」


「武闘会が終わったらそのまま一緒に行きましょ? 観覧室で待っててくれる?」


「いいよ。こっちも姉上が出場してるけど、まさか優勝ってこともないと思うから。」


そうなのだ。観覧室に来ないなーと思ったら出場していた。二回戦で気付いたんだよな。 昨日一緒だったんだから一言教えてくれればいいのに。決勝トーナメントまでは勝ち残って欲しいものだが。




三回戦を終えて、姉上は勝ち残った。決勝トーナメント進出だ。ちなみにおじいちゃんは今日も解説をしている。


「お姉さんはやっぱり凄いわね。ここまで危なげなく勝っているわ。」

「そうだね。あの歳でよくやるよね。」

「ピュイピュイ」


まだ十八歳なんだよな。決勝トーナメントに残った十六人は歳上ばかりだろうに。何名か年寄りもいるみたいだし。少し心配になってきたな。


そう思っていたら一回戦も何とか勝っていた。残り八人……がんばれ姉上!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i00000
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ