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異世界金融【改】 〜元教師は転生したら働かなくてもいいように無双する〜  作者: 暮伊豆
第一章

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マリーのご指導

マリーによる魔法の授業が始まった。


「さあカース坊ちゃん。今日は風の初級魔法を覚えますよ。『微風(ほのかぜ)』ですね。私の後に続いて唱えてくださいね。」


『ナーモーフ・カーシーギ・イーコール

風よ、その姿を表せ 微風』


マリーの手の平から生温い風が吹いてくる。

やってみよう。


『ナーモーフ・カーシーギ・イーコール

風よ、その姿を表せ 微風』


吹いた!

吹いたけど……そよ風ですらない……

手の平で扇いだ方がマシな風だ。


「さすが坊ちゃん。初めてでも容易く発動させましたね。ではもう教えることはありません。地道に頑張ってください。

風の強い日のような勢いで発動できたら次にいきましょう。」


「押忍!」


あっさりできてしまった。

やはり最初はこれでいいのか……風の魔法を組み合わせたら水圧の強い魔法も使えるかな?





我ながら無茶なことを言ってしまった。

微風の魔法で風の強い日並みなどと……奥様からは無茶なぐらいで丁度いいとお聞きしているが……

魔力量は多いので修行の能率はよさそうだが。全く、カース坊ちゃんは恐ろしい子だ。








一ヶ月が経った。

微風だが、扇風機の強ぐらいの風は出せるようになった。勢いを考えなければ、大量の風を送ることもできる。水の魔法もそうだが……いまいち勢いに欠けるんだよな。


そこで、はたと気付いた。循環阻害の首輪をしてるせいか?

これがある為に鋭さ、勢いに欠けていたのか? 早速外して確かめてみよう。



よし、指先から『水滴』を……



おおっ! すごい!

水鉄砲だったのが高圧ホースによる洗浄のようだ!



では『微風』をこれまた指先から…



おおっ!

これまたコンプレッサーから吹き出す圧縮空気のようだ!



やっぱりパワーリスト的な効果があったのか。ちなみに四歳の誕生日では何も貰っていない。父上から新しい知恵の輪を貰ったのみである。

何でも五歳の誕生日にちょっと良い物をくれるらしい。


よし、循環阻害の首輪をつけて先程の勢いで魔法を使えるよう特訓だ! でも月に一回ぐらいは外して成長を確認した方がいいな。


あぁー個人魔法も試したい!

だからって今度遊ぶ約束とかに使いたくないし、人間以外で実験できないものか。しばらくはどうにもできないだろうな……

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