表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界金融【改】 〜元教師は転生したら働かなくてもいいように無双する〜  作者: 暮伊豆
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

325/1075

暗躍ヤコビニ派

クタナツに戻った私は城門で門番の騎士に全てを伝えた。皆殺しにして証拠を消してもよかったのだが、アレクの前だしな。


それにしても、またヤコビニ派か。

普通に考えてサヌミチアニからクタナツに救援を求めるっておかしいだろ。まずは領都に行けよ。何でこんな最果てに来るんだよ。代官ならすぐ気付くだろう。私が気にすることでもない。


「やれやれだったね。お茶飲んで帰ろうよ。疲れたね。」


「あれだけの人数を相手に圧勝だなんて、カッコよかったわよ。だから私の奢りね。」


「ふふっありがとう。」


目の前で大量殺人をした男に対してカッコいい。これがクタナツ女性の平均的価値観だ。弱い者は見向きもされない。







夜、自宅にて。城門で騎士に伝えたことを母上にも伝える。今夜は父上もオディ兄もいない。


「すっごい怪しいよね。ダブロットは何も知らないみたいだったけど、サヌミチアニはどうなってんだろうね。」


「分からないわね。普通に考えたらサヌミチアニにクタナツ騎士団を呼び込みたいのかしらね。」


「えー? それって誘き寄せて何かするのかな。それともクタナツを手薄にしたいとか?」


「そうなのかもね。草原の街の建設も遅れるでしょうしね。」


なるほど、新しい街も目障りなのか。代官も大変だな。



後日父上から聞いたのだが、ダブロット一家は奴隷落ちしたらしい。唯一子供だけは孤児院に入ることになったとか。

表向きの理由はクタナツ貴族に対する殺人。実際は潜在的ヤコビニ派だかららしい。しかも代官はサヌミチアニに援軍を出すらしい。冬前の時期に一体なぜ? あの代官のことだからヤコビニ派憎しで行動をしてるとは思えないが……

殺されかけた私が言うのもおかしいが、援軍を求めに来たら奴隷になった……可哀想かな。まあヤコビニ派の動向次第では恩赦もあるらしい。




さて、冬前と言えば秋の大会。今年はクタナツ開催なのだ。他の街の代表がやって来て大規模ではないが、お祭り騒ぎが始まろうとしている。

新しい街の建設で賑わっていることに加えてクタナツには珍しい活気となっている。


そこで、我がクタナツ校の代表は……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i00000
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ