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異世界金融【改】 〜元教師は転生したら働かなくてもいいように無双する〜  作者: 暮伊豆
第一章

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剣術バカ三人組

カースとハルバートが歩いて帰っている頃、道場では。


「さすがにクタナツのもんは強いのぉ。」


「ええ、若い上に素質がある者が多かったですね。」


「うちのカースだって中々だろ〜?」


「ふぉっふぉっふぉっ。この親バカめ。」


「カース君は迷いのない良い太刀筋でしたな。剣で大成するタイプではないですが、失敗することもなさそうです。」


「そりゃ仕方ないな。あいつ魔法は凄いからな。さてと、やるかジジイ?」


「おお、掛かってくるがいい。」


「では私は審判を。」


飲みに行くのかと思ったら稽古が始まった。

一対一だったり、一対一対一だったり。はたまた二対一だったり。

そんな剣術バカ達だった。


ちなみに『剣術で失敗する』とはいくつかパターンがある。


・己の腕を過信して決闘で死ぬ

・己の腕を過信して調子に乗って事件を起こす。大抵が奴隷落ち

・道場の経営に失敗して身売り、もしくは夜逃げ

・道場破りに破られる。これは経営の失敗に含まれる


などなど。



「ふぅ、アランよ。よく精進してしておるのぉ。だが、まだまだじゃ。ワシ程度に勝てんでどうする。ばかたれが。」


「うるせージジイ。また強くなりやがって! 俺が勝つまで生きとけばいいだろ。」


「そしてフェルナンドよ。何回聞かれても教えることなど無いわい。また強くなりおったな。目隠しでワシら二人に圧勝ではないか。」


「いや、まだまだですよ。自分の未熟さが嫌になります。」


「さすが兄貴。どこまでも強くなるんだろ? そろそろエルダーエボニーエントだって一撃じゃないか?」


「ふふっ、無茶言うな。まぁあれからいい剣も手に入れたからな。前回よりは善戦できそうだ。」


「さて、いい汗もかいた。今度こそ飲みに行くぞ。アラン、案内せい。」


こうしてカースの帰宅から遅れること二時間半、三人は夜の街に消えていった。どんな夜になるのだろうか。夜はまだ始まったばかりだ。

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