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異世界金融【改】 〜元教師は転生したら働かなくてもいいように無双する〜  作者: 暮伊豆
第一章

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浴場にて

そして浴室。肌寒くなってきた十月にマギトレントの湯船が暖かい。


マリーと一緒に風呂に入るのは二歳か三歳の時以来だな。あの時みた背中の白さはよく覚えている。


おおっ、バスタオルを巻いていない。曝け出してくれているではないか。これはいい。いい肉付きではないか。


「お背中を流しましょう。」


「頼むよ。」


私の期待とは裏腹に、マリーは背中しか洗ってくれなかった。手が前に伸びたりすることはなかったのだ……

純情な私としては自分からどこどこを洗ってくれなどと、とても言えない。


だから素直に暖まるのみだ。魅惑の肢体をチラチラと覗き見るだけで我慢しよう。やはり大人の女性とはいいものだ。


「じゃあ先に出るね。いいものが見れてよかったよ。」


「見るだけでよろしかったので?」


意味ありげに微笑むマリー。もしかしてサービスしてくれるのか!?


「そのうちお願いね。」


「ええ、そのうち。」


強がってみた。サービスして欲しいぞ……







そしていつもの大人達の夜。


「マリーはカースと風呂に入ったんだって? 珍しいな。」


「坊ちゃんから誘われたこともありますが、少し意地悪をしたくなったもので。」


「はっはっは。聞いたぞ、スカートを捲られて、それをジジイにバッチリ見られたんだってな。」


「そうです。あのような達人に鋭い目で見られてしまいました。だから熱くなってもう我慢できません。旦那様……」


「待ってマリー。我慢できないのは私もよ。久々にアッカーマン先生の達人ぶりを目の当たりにしたんですもの。相変わらず凄すぎるわ……」


「イザベルもか。よーし俺もジジイがクタナツに来てゴキゲンだからな。張り切るぜ!」


こうして三人のいつもの夜が始まった。客人がいるのに。

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