表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界金融【改】 〜元教師は転生したら働かなくてもいいように無双する〜  作者: 暮伊豆
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

265/1075

五人組集合

私が目を覚ましたのは自分の部屋のベッドだった。起きてみると外は明るい。

居間に降りてみると母上とキアラがいた。


「おはよ。今何時?」


「おはよう。十二時前、今からお昼ご飯よ。食べられる?」


「うん、食べたいよ。ホントに疲れたよ。僕はいつ頃帰ってきた?」


「昨夜の十時前かしら。よく頑張ったわね。」


そんなに遅かったのか。アレクに会ったことは覚えてるんだけど。



体中が痛い。左上腕の傷はもう治ってる。きっと母上が治してくれたんだ。服も自宅用の普段着だし、体もさっぱりしている。マリーかな。


昼食も食べたことだし、風呂に入ろう。そしてアレクの所に行こう。





少し寝てしまったがいいお湯だった。すっきりだ。それにしても世の中の冒険者達はあんな風に魔境を歩きまわっているのか。私には無理だな。


風呂から上がったらみんなが来ていた。居間にて母上やキアラとお喋りしているではないか。いつの間に。


「やあみんな。昨日は大変だったね。」


「昨日は途中で倒れたみたいで迷惑かけてごめんなさい。助けてくれてありがとう。」


サンドラちゃんが意外としおらしい。


「それを言い出したのはスティード君だよ。僕はどうしたらいいか分からなかったんだから。」


「聞いたわ。それでもありがとう。私達を先に行かせて魔物を足止めしてくれたことも。」


「いやー、あれは誤算だったんだ。楽勝かと思ったら意外とてこずってね。でもみんな無事でよかったよね。」


それからみんなでお茶を飲みながらワイワイとお喋りをしていた。母上に説明する手間が省け「みんなよく頑張ったわね」と褒められた。ふふふ。


みんなで楽しく話していたらもう夕方。そのままうちで夕食を食べることになった。それなら私も魔力庫大放出といこう。


トビクラーやシーオークの肉がまだ残っている。みんな疲れているだろうに来てくれて嬉しいので大盤振る舞いだ。


みんなは喜んで食べてくれた。アレクの口数が少なかったのが気になる。私と目が合うと顔を赤くして目を逸らすのだ。

また何か良からぬことを考えているな? 全く可愛いやつめ。


途中から父上も帰ってきて、さらに楽しい夜になった。いつもよりたくさんエールを飲んでたみたいで上機嫌な父上だった。

きっと父上の武勇伝にみんなが凄い凄いカッコいいと賛辞を惜しまなかったからだろう。私も本気でカッコいいと思ったのだから当然だ。


ちなみに全員の馬車はすでに帰しているので、マリーが送っていくことになった。我が家の馬車は小さく、四人乗りなので私は乗れない。門から見送るのみだ。

こんないい友人に恵まれて私は幸せだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i00000
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ