始まり
「ここはどこだ?」
あたりを見渡す。洋風なレンガの街中に自分はいた。
「ゲームの中では間違いないよな…」
自分自身を見てみるといかにも冒険者なかっこうをしている。
「これがさっきまで(ゲーム中)していた装備か、ステータスも見れたりするのかな?」
すると空中に透明な紙切れが見えた
職業 神 lev500
HP9999
MP9999
力∞
素早さ∞
スキル all-of-god
称号 神の紋章-全ての紋章を行使することが可能
「ふむふむ、便利だな」
紋章とは各スキルを極めた者にあらわれるもの
剣のスキルを極めると剣の紋章が
魔法のスキルを極めると魔法の紋章がみたいにいろいろな紋章が存在し、それをもつものはなにかしらの恩えを得ることができる。
「神の紋章なんてゲーム中にはなかったよな」
「ってことは隠れ紋章…ってか神だから最強だよな、よし少し街を探索してみるか」
少し街を歩いて見る。
「街の大きさの割には人が少ないな?どうしたものか?」
「ふむっ」
目の前の看板に目が止まる。
[本日12の告に断罪の場にて魔人四天王ファールの処刑を実行する]
「ふむふむっ。魔人四天王ね……って四天王じゃねーか」
魔人四天王といえばゲーム中での7種族の1種族、魔人族の直属にあたる。
ゲーム中では70levで対等に闘えるくらいにあたる
70levといえばチームプレーならゲームをほとんど攻略できるくらいだ。
(ここは人間の街だし、そもそも何故魔人がつかまってるんだ…?最強クラスのキャラだぞ…こんなストーリーなんてあったかな?)
看板に断罪の場の場所が書いてある。
さほど遠くもないので見に行ってみることにした。