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プロローグ
「ついにクリアできたーっ」
自分は毎日ゲームに没頭してきた。
作り上げられたシナリオ…それにそって楽しみ最後はボスを倒しクリア…
…………そうじゃないっ
シナリオは無視の自由にプレイし極限まで極めたのである。
「よしっステータス最大値に各ジョブも極めたしスキルも万全、満足したー♪」
やり残す事はもうないはず、そう自分に言い聞かせゲームを終えようとした。
(極限を極めしものよ………)
「???」
周りを見渡しても自分以外は誰もいない
(まだ終わりではありません。これからが始まりなのです)
「???」
と周りを見渡してもやはり誰もいない。
とその瞬間周りがブラックアウトして真っ暗となった。
そして脳裏に言葉が流れてきた。
(このゲームを極めしものよ、あなたには神の紋章を授けます。そしてあなたの思うがままにこの世界を生きて感じて見て下さい。。。。)
「…………えっ?」
途端に周りはブラックアウトの状態から町の中に切り替わった。
そう自分はゲームの中にいるのだと気づくまでにそう時間はかからなかった。