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Alternative  作者: コヨミミライ
Is Cr Duty or Obligation?―善良のカタチ―
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Dispatched Am―放たれた刺客―

 時間を潰すとは言ったが、俺もそんなに寄る場所があるわけでもなかった。自ずと俺の足は、近場の書店へと向かう。

 前回の一件によって、俺達の荷物はそのほぼ全てが消失――正しくは魔界に堕とされてたと言うべきか――してしまった。

 まあ、俺の本に関してはキュリーが回収したらしいんだけど。俺が持ってるといろいろ説明が面倒なので、それならいっそと全てキュリーに譲ってしまった。

 俺が読んでいる本をセシウ達は把握してないだろうし、もしもの時はキュリーから読みたいものだけ借りればいい。便利な書庫とでも言ったところか。あいつはあいつで読み物が増えてご満悦のようだったし。本好きだな、本当に。

 キュリーが旅の資金をくすねるほどに合理的で狡猾だったのなら、その金を俺のへそくりにもできたというのに、あいつはそういう分かりやすい価値しかないものに関心がないらしい。

 文明人っていうより文化人だ。

 というわけで、今現在、手持ちの本がない。一応、今拠点にしているインジスの屋敷にも本はあるから、暇にはならいんだが、この街を出てから読む本も確保しておきたい。

 インジスの蔵書は、数こそ少ないが世間ではあまり評価されていない名作が多く、滞在中は暇を持て余すこともないだろう。

 別に今すぐ買わなきゃいけないというものでもない。ここに来た理由は他に暇を潰す場所ないっていうことの方が大きい。

 書店はいい。ただ歩き回り、背表紙を眺めているだけでも時間があっという間に流れていく。規模にも依るが、本を取り扱う場所ほど膨大な情報を含有した施設や店はそうあるものではないんじゃなかろうか。大抵の情報は本に訊ねれば、納得の行く答えが提示される。

 必要なのは僅かばかりの金銭、本を読むのに足る時間、人次第では適した環境くらいだ。最も欠かせないのは知識と教養であろうが、それさえも書物に教えを乞えばいいだけの話。

 食物が肉体の糧となるように、書物は精神の糧となる。品質も品位も品格も関係ない。得れば、それだけ栄養となる。

 未熟、不健康な肉体が運動に適さないように、思考もまたそうなのだと俺は考える。体を鍛えて初めてハードな運動が出来るように、高度な思考も知識という栄養を与えて発育を促し、鍛えられて、初めてできるものだ。

 言葉にしてみれば当然のことだというのに、その手順を踏めていない奴は結構多い。

 また、使い道のなさそうな知識を蓄えることだって決してムダにはならない。そこで得た知識は必ず、思考の基盤に根付いている。考え方、捉え方、物事の見方、そういったものを確実に拡げているはずだ。

 学舎などで教えられる、将来絶対に使うことのない知識もまたそうなのだ。そういった基礎を知っているからこそ、俺達は書物に記された知識を受け取ることができる。

 ああ、なんと素晴らしいことだろうか。

 この素晴らしさが分からない奴らは、本当にどうかしている。書物とは食物と同じくらい、生きる上で欠かせないものなのだ。

 セシウやクロームがまさにそれだ。あいつらは本を読まず、体を鍛えてばかり。そんなんじゃいつまで経っても考える力が身につかない。

 というわけで、今日の昼頃、セシウが何か読みやすい本を見繕ってくれと言っていたわけだし、その辺を今回は探してみようと思う。

 あいつが読んでも理解できるようなレベルの文章で、また退屈しない程度には面白い小説――この時点で大分限られている。

 あいつは漫画とかなら読めるらしいので、物語を楽しむこと自体は好きなんだろう。また恋愛などを主題に据えた女性向きのものよりも、熱いバトルなどがメインの男性向けの話が好きだったはず。

 ……少年向けの小説、か。

 大体の対象も定まったことだし、探し回ってみよう。

 プラナもあの性格破綻者の灰被り店主としばらく話し込むだろうし、時間は十分すぎるほどある。

 大きく息を吐き出し、書店全体を眺め回してみる。

 あの灰被りの店と違って、この店はちゃんと外から光を採り入れており、十分に明るい。夕暮れのこの時間帯でも、高い天井には魔術による照明が連なっており、手元が見づらいということもない。

 立ち並ぶ本棚の間隔も広めで、大人が三人並べないこともない。左右の棚で本を眺めている奴がいても、通り抜けられるように配慮されてる辺り、マジ良心的。あの店にも見習って欲しいものである。

 二階は吹き抜けになっており、そちらの方にも本棚が続いていた。

 一階で本を見て回るのは主婦や私服の若い男女。二階には、見上げる限りだと中年の男性や魔術師と思われるローブ姿の者達が多いように思える。

 ――ふむ、一階が大衆向け、二階が専門書、といったところか。

 個人的には二階を見て回りたいところではある。しかし回り始めるとしばらく終わりそうにないし、後日改めて来るとしよう。今回はセシウに読ませる本を探そう。

「うっし」

 気合いなど入れてみたりしつつ、俺は立ち並ぶ本棚へといざ挑みかかった。




『……今現在世界で使われている年号『A.E.』――これは『Arxi Epoxi.』つまりは『始まりの時代』という意味の込められたものです。終末龍が初めて観測される以前の『F.A.』――『Flamouria Afipnisi.』と呼ばれていた時代の崩壊と共に、新しい世界を開拓していくという、当時の人々の力強い決意を感じ取ることのできる年号です。現在使われているこの『A.E.』という年号を考案したのは、始まりの巫女であらせられる教皇ハーヴェスターシャ様です。猊下は終末龍によってありとあらゆる文明と文化が無慈悲に破壊し尽くされ、荒廃とした世界を前に呆然と立ち尽くす人々に、新たなる始まりを告げ、彼らに希望の光を与えたのです。

 生命、歴史、思想、ありとあらゆるものが余すところなく完膚無きまでに粉砕され、木っ端微塵と消え失せ、覆い隠す瓦礫さえもが壊れ果てた世界――恐慌と混乱、恐怖と絶望、畏怖と混沌に呑まれ、混迷し狂乱へとひた走る民衆を猊下殿が纏め上げ、再生と希望への道筋を示したからこそ、今のこの世界はあります。

 もし彼の始まりの巫女がなければ、我々の世界は狂っていたのでしょう。途方もない絶望に頭を垂れ、一つの例外もなく命は枯れ果てていたはずです』

 …………。

 ……なんだこの文章?

 異常なまでにヒュドラを讃えていて気持ち悪いな。

 まあ、一応あいつは教皇なわけだし、こうやって過度に崇敬されるのが本来の形なんだろうけど。あいつ呼ばわりしてる俺達の方がよっぽど問題だとも思う。

 しっかし、大昔のことを記述した書物に、知り合いの名前があるってのは不思議な気分である。

 知っているどころか先程、実際に話しているわけだし、なんかこう納得いかない。

 同一人物とは捉えにくい。

 どんなに世界中の人達がヒュドラを始まりの巫女として讃えていても、しっくり来ないのだ。まあ、それは当然のことなんだろうけど。

 あいつはそもそも俺達の常識の外にいる存在だ。人々の括りに収まっていない。そんな存在があることを前提に、人間の感覚はできていない。

 すごい奴だってことは分かっているはずなんだが……。

 ていうか、こんなことしてる場合じゃねぇよ!

 なんだって俺は当初の目的とは違う本を読んでしまっているんだ。セシウが読みやすそうな本を探すのが今回の目的じゃねぇか。

 こんな本をあいつが読めるわけない。

 本から視線を上げて、棚を見てみりゃ、小難しそうな本がびっしりと敷き詰められている。どうやらいつの間にか二階に上がってしまっていたようだ。

 ……人間の本能って怖ぇな……。少し気を抜くと、無意識に欲する方へ足が伸びてしまうなんて。

 俺の理性が弱いせいなんだろうかね。

 ……気を取り直し、ちゃんと一階に下りて目的の物を探そう……。

「おっと、これは昼間の」

「んあ?」

 声をかけられて振り返ると、そこにはほんの少し前に知り合ったばかりの女がいた。さらさらとした燃えるような金の髪、サファイアを嵌め込んだような切れ長の力強い碧眼。裾にクロッシェレースのあしらわれた木綿のワンピースに編み上げブーツ、そして不似合いな黒革のライダース――こんなに見てくれがよく、服装も変わっている奴を見間違えるわけはない。

「カリーヌじゃねぇか」

「よう」

 脇に分厚い本を三冊抱えたカリーヌは、ぴっと片手を上げて俺に微笑みかける。

「まさか同じ日に二回も会うとは。どうやら君とは、何かしら縁の類に含まれるものがあるのかもしれない」

「きっと俺とお前は運命の赤い糸で結ばれているんだ。あの時、あの場所で、同じ本を取ろうとしたのだって、きっと偶然じゃない。あの本が俺とお前を引き合わせてくれた……」

 少し声のトーンを落とし、低い声で囁くようにカリーヌへと語りかける。瞳を逸らさず、じっとカリーヌの挑むような双眸を見つめた。

「私とお前が取ろうとした魔道書は『召喚と降霊の概念連理』というタイトルなわけだが」

「それが一体どうしたっていうんだ? ロマンチックな出会いが幸せに繋がるわけじゃない。現実では多少不格好な出会いであったとしても、出会えたこと自体が奇跡だ。例えば、君のような美しい女性に」

 カリーヌは空いている手を腰に当て、ふぅと大きく息を吐き出す。つまらなそうな目が俺を見下していた。

「君、めげないな」

「カリーヌ、お前――いや、貴女ほどの美しい女性に出会ってしまったんだ。諦めるわけにはいかない。俺はあの時、君のそのあまりにも侵しがたい清廉潔白な見目麗しさに、手の届かないものだと半ば諦めてしまった。高嶺の花だと思い、逃げてしまったんだ」

「いや、君、普通になんか最初っから馴れ馴れしかっただろう?」

「そんなのは貴女の美しさに魅せられてしまったことを悟られたくないがための虚勢さ。俺なりの照れ隠しだったんだ」

「面倒くさい男だな」

「でも恋の女神は、俺に、そんな俺に二度目のチャンスを与えてくれた。俺はどうやら、君の虜として逃れられない運命を背負っているらしい。彼の人食い魔境と名高き、エレフセリアの大森林の只中に貴女があろうと、俺はきっと君の元へと導かれてしまうに違いない」

「ストーカーとして訴えてやるから安心しろ」

「嗚呼、そういう靡かないところもとても素敵だ、カリーヌ」

 顔を引き締めて、大真面目っぽい顔で言葉を紡いでいく。ノってくれば、もう後は頭をほとんど使わない。フルオートで口が仕事をしてくれる。

 考える物じゃない、感じるものなのだ。ただ己の想いに耳を傾ければ、自然と紡ぐべき言葉が降りてくる。

 俺はただ、それを大真面目に、真剣な顔で、読み上げればいいだけだ。

 ここまで全部、適当。

 ここからも大抵適当。

「君はさ、そういう言葉、一体何人の女性に言ってきたんだ?」

「貴女のために、ずっと大事に取っておいた言葉たちだ。俺は今まで、これほどまでに言葉を尽くしても伝えきれないほど美しい女性に、出会ったことがなかった。そんな女性は空想の中にしかいないものだと思っていた。だけど、違った。貴女はこの世の美を集約させた、生ける芸術品だ」

「あのな、ガンマくん。周りのお客さんが君を蔑むような目で見ていることには気付いているか? 随分前から。そろそろみんな見なかったことにしつつあるぞ」

 知ってる。ずっと前から。

 でも周りには小難しそうな顔をしたおっさんとかばっかだし。

 俺、男にどう思われてもどうでもいいわけで。

「貴女ほどの女性を見て、どうして平静でいられるというんだ。俺の想いはどうして貴女に通じないんだ……。どうして人は言語というものを得てしまったんだ。言葉というものがなければ、そんな壁がなければ、俺は今すぐにでも貴女を抱き締めることができたというのに……」

「君が話せなかったら、さぞ平和だろうな、とさっきまで思っていたわけだが、どうやら違うようだ」

 それで止まる俺じゃないぜ。

「カリーヌ。貴女ほどの聡明な女性ならば分かるだろう? 俺のこの想いは君に届いているんだろう? 届いていないとして、それは貴女の美しさに俺が平時のムダのない思考を忘却してしまっただけなんだ。君の美しさが俺を、獣のように狂わせるんだ」

「あー、はいはい、分かった。分かったから。で、それ、いつまで続けるんだ」

 大仰にため息を吐き出し、カリーヌは肩を竦めた。

「……通じないか」

「通じないな」

「そうか。行けると思ったんだけどな」

 久々に頑張ってみたんだが、ダメだったか。

 もしかして腕が落ちてる? だとしたら結構ショックだぜ。

「原因は?」

「先程まで、親しい仲と思しき愛らしい女性と仲睦まじく話していた男と親密になろうとは思わない」

「いや、セシウはそういうんじゃねぇし、仲睦まじくねぇし」

 クソ、セシウ。ここにおらずとも、俺を苦しめるか。

 なかなかに悪質な妨害だ、これは。

「君の中でどうあろうと、そこは大した問題じゃあない。問題は、私が君と彼女の距離の間に割り入ることを良しとするか、どうか、だ」

「別に何も変わらないだろう?」

「そうか、君は、愛する女性が出来ても、他の友人知人とそれまで同様に接することが可能な程度にしか、その人を愛していないわけか、なるほど。それが敗因だな」

 蔑むような目を向けられて、俺は少しばかり動揺する。

「人間の生きている時間は常に一定だ。変動はしない。誰にどの程度の時間を使うのか、その限りの中で決めるしかない。意識はある程度複数に割けるかもしれないが、その分散漫にもなる。また、結局、何を成すにも必要な体は一つしかない。愛する人か、親しい人か、他人か、自分か、つまりそういうことだろう」

 ……結局、誰かを蔑ろにして、誰かに傾倒するしかないんだろうな、人間は。それかもしくは、誰とでも分け隔てなく接し、それでも決して誰かにとっての何者にはなれない生き方しかない。

 でも人は独りで生きていくことができないから、結局それは生とも呼べないんだろう。

 ただ死に向かって歩いているだけだ。

「じゃあ、お前を誰よりも大事にすればいいわけだろ?」

「だからだな、ガンマくん。私はそうやって君が今あるモノを蔑ろにするのが嫌なんだよ。私は君とセシウくん、二人とも面白いと思っている。だから、その関係性を自ら壊そうとは思わん」

 妙に苛立ったような声でまくし立ててきたと思うと、すぐさま唇を引き結び、逸らした顔を顰める。どうしようもなく、自分が嫌になってしまった時の顔だ。自分の発言に自身が呆れ返ってしまった時、人間はそういう顔をするもんだ。

 俺がよく零してしまう表情だからよく分かる。

 ぼりぼりと頭をかき、カリーヌは唇を尖らせた。

「すまない、少しおかしなことを言ってしまった」

「いや、いいけどよ……」

「とりあえず、距離感は弁えろ、という話だ」

「は、はぁ……」

 どうやらとんでもない要塞だったようだ。軽い気持ちで口説こうとするもんじゃなかった。

 今度はもっと本腰を入れ、然るべき準備をしてから望むとしよう。

 攻略が難しいものの方がこちらも燃え上がるもんだ。失敗は次回に活かせばいいだけだろう。

「それで? 君は一体何の用事で来たんだ?」

「君に巡り会うために――」

「くどい」

 流石にくどかったか。

 これ以上粘っても情けないし、逆に守りが固くなりそうなんで、一先ず退いておこう。

「セシウが読めそうな小説を探しに来たんだよ。あいつ小説読まないから」

「ほう? それはまた優しいことだな」

 細いおとがいに指をかけ、くすりとカリーヌは茶化すように笑う。

「あいつはもう少し落ち着きがねぇと俺が面倒なんだよ。小説を読んで教養でも身に付ければ、落ち着きも出てくるだろ」

「ふふ、優しいなぁ」

 優しくはないと思うんだけどな。

 むしろ大分失礼なことを言っている気がしないでもない。

「苦手な人間となんて離れてしまえばいいだけの話だ。それをせず、共にあろうとするということは、本来代替可能な個人が必要不可欠ということだろう」

「あー。お前の話はよく分かるようで、漠然としてるな」

「よく言われるよ」

 悪びれることもなく、唇の片端を吊り上げ、カリーヌは控えめに笑う。

 でも詳しく教えようとはしないのか。こいつの距離感もまたよく分からん。

 何かを言う割に、無理には理解させようとしてこない。ただ自分の考えを垂れ流すような感じだ。

 押しつけられるよりは楽でいいんだけど。

「しかしセシウくんに合った本か……。だとすると、ここは場違いなんじゃないか?」

「だろうなぁ。俺もそう思うわ。いや、なんかなぁ、うっかり気になって来ちまってさ」

 自分でもバカだとは思う。なのにカリーヌは、ふふと嬉しそうに頬を綻ばせた。

「君も本が好きなんだな。まあ、いい。では一階に下りて、見繕うとしよう。私も手伝う」

「あ? いいよ、別に」

 昼間にも世話をかけたんだ。

 また煩わせるのも気が引ける。

 俺は美人に尽くされるより、美人に尽くしたいタイプなのだ。つまり紳士なのである。俺かっくいい。

「なぁに、遠慮することはないさ。本に興味を持ってくれる人が増えるのは、私からしても嬉しいことだ。協力しようじゃないか」

「お前はなんかこの後予定とかないのか?」

「大丈夫だ。もう用事は済ませてきた。後は帰って、情報の整理をするだけだし、それも急ぎのものではない」

「んー……じゃあ、お願いするかね」

 カリーヌも本には詳しそうな気もするし、二人で探した方が効率もいいだろう。それに共にいればカリーヌだって俺の魅力に気付くかもしれない。

 俺の魅力は、俺の人柄同様に慎ましやかであるため、どうにも理解されにくいのである。

 まあ、無意識の余裕の顕れというべきかな。

「では行こうか。セシウくんを魅了するような物語を探しに」

 肩にかかった金色の髪を払い、カリーヌは颯爽とした足取りで歩き出す。ふわりと髪が揺れ、振り撒かれた石鹸の香りに鼻腔を刺激される。

 甘く、心を落ち着かせるような香りだ。

 どうして女性はいつもいい香りがするんだろうな。

 男が狂うわけだ。

 そりゃ、世の中男が追う側になるのは当然だろう。

 変に納得してしまった。

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