サル・ザ・キング
鶏口牛後?
お山の大将を気どってなにが悪い?
世界最高峰だろうが 公園のお砂場だろうが
山があるんならそこには 競争と戦いがあって
おおくの敗者のうえに勝者が存在するのだ
そんな勝者を軽んじることは すなわち
礎となった敗者たちへの礼をも
失することにはなるまいか
それは勝者本人のふるまいとて おなじこと
胸をはって そのいただきで
誇らしく見得を切ってやらねば
敗者たちは浮かばれないだろう
だからおれは
このサル山の大将であることを自負して
かるく威張り散らすくらいの
でかい顔をしてみせるんだ
サル・ザ・キング
密林の王者や 大海の覇者にはなれっこないけど
こんなおれでも捨てたもんじゃないぜ
手強くも散っていった かつてのライバルたちが
星空に浮かんでは 横スクロールでつぎつぎと
勇気づけるように語りかけてくれるのさ
好きな演出(笑)