プロローグ
いつも通りのつまらない日常
小峰 優香 17歳
ただ学校にいき友達もいないので黙々と授業を受けすぐに帰宅する。
家に帰ってからはゲームをやったり、ラノベ小説を読んだりと好きなことをやっていたがかなりの飽き性で新しいゲームを始めては1月くらいでやめてしまう。好きだけど上手では無い。やりこむ気力もない。何をやってもダメな人間だ。
その日も学校から帰ってきてスマホで小説を読んでいたが、途中で飽きてしまいスマホで「異世界へ転生する方法」と検索してみる。
もちろん本気ではない出来ないと分かっていながらもしかしたらという思いでやっているのだ。
もちろん何も起こらない。
時計を見ると0時を過ぎていた。
「もう寝よ」
そうつぶやきベットに潜り込む
目を覚ますとそこは森の中だった。
(夢なのか?)
と思ったが綺麗な空気と気持ちの良い日差しがどうでもいいやと優香を思わせる。
そのまま夢の中で二度寝をしようと体を丸めて尻尾を抱き枕の様にして草の上に気持ちよく寝転がる。
(…尻尾?)
気になって見てみると尻尾は自分のお尻の所から生えていた。
体を見ても全身毛が生えていてパジャマも着ていない。
(レアな夢みてるなー)
そう思って優香はまた眠りに落ちた。