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#80 リネパーイネ国語スキルに5000兆ポイント割り振りたい人生だった


"EJ, harmae io fqa's torxlecirm?"


 食堂に入ると食事を渡す場所に人々が殺到していた。不満そうな声が食堂の端々まで届いていた。ふと、テーブルを見てみるとプレートに乗っかっているものがいつもと違う気がした。保存食っぽいのが大半だ。食料がなくなりつつあるのだろうか。しかし、そんな話は一回も聞いたことが無い。


"Knloanerl nat mol dea do! Cuturl!"


 人々の剣幕に、配給係の人は非常にたじろいでいた。


"Tyrnees plax! Irfel jeska'd lertasal lkurf faso paskelmo'it fal lojied."

"Mal, fal sysnul, fenxe dzamurte......"


 何の話をしていたのかはよくわからないが、人々はとぼとぼ列に並び始めた。何か文句を言っていてもしょうがない感じが出ていた。

 自分も列に並んで、昼食を受け取る。プレートの上には缶詰一つとパッキングされた水、クラッカーの入った袋が載せられただけだった。確かにいきなり粗末な食事になりすぎじゃないかと思ったが、戦時中のことだし何か食糧事情が不安定になるようなことが起こっていたりするのだろう。


 プレートを受け取って、適当な席に座ろうとしてあたりを見渡していたところ、シャリヤとイェスカが共に座っているのを見かけた。


(有名人がこんなに人が集まるところに来てて騒ぎにならないんだろうか。)


 そんな疑問にもよらず、イェスカは翠のことを見つけると手を振って、"Klie fal fqa."と言われてしまった。一人で食べながら考え事でもしようかと思っていたが、呼ばれたからには卓について話でも聞くのがいいだろう。


"Lu hingvalir kanti dieniep co'c? Edixa cene cen lkurf dieniep fal no?"

"Ja."


 シャリヤの問に指折りで数を数えて見せる。すると、イェスカの方が自慢げに無い胸を張って、"lesback lot es!"と言っていた。この街、無い胸を張る子が多い気がしないでもない。

 自分がハーレムを作ると言っていて盲目に女の子を集めているだけではやはりいけない。俺なら断然巨乳の女。映画女優で言うと、イザベル・アジャーニか川端琴葉がいいのに。しかし、ハーレム構成のために俺は敢えて、》社会道徳に配慮し、異世界生活をしなければ。そうなのだ、これは『超法規的措置』!


 ……なんか、違う人格が途中から混ざってきた気がする。てか、川端琴葉って誰だ。まあいい。見なかったことにしよう。


"Ja, deliu mi lkurf co'c."


 イェスカは左上に目を逸しながら、そう言った。


"Ers lkurferl deliu?"


 あまりに難しいことを話されても理解できないが、聞くだけ聞いておくべきだろう。イェスカのことを初めて見たときにも、彼女は「私は八ヶ崎翠のために来た」とはっきり言っていた気がする。自分のためとは一体どういう意味なのか、気になっていたところだった。


"Deliu co's misse'd lertasala'l klie."


 よくわからないが、"lertasal"というのに招待されているらしいな?

 不思議なのは周りの反応だった。イェスカの"misse'd lertasal"という語を聞いた瞬間に数人がこちらに目を向けてきた。シャリヤも"lertasalasti......?"と言って驚いていた。


 "lertasal"という単語が重要な事はわかった。ここは、以前"vxorlnes"を引いた時みたいに辞書をささっと引いてしまおう。


lertasal


【ftl.a】Ers fhasfa'd parcdirxele'd tisodel ler cierjustelerl.


:Si en lertasala'l.:


("cierjustelerl"ってなんだよ!)


 完全には理解はできなかったが、「何かの宗教の考え方」という文が出てきているということは宗教的な所に呼んでいるということになるのだろうか。てか、以前から怪しかったがこのターフ・ヴィール・イェスカという少女は本当に芸能人なのか?"xol fasel"の"xol"が「改宗」という意味だったということも含めて、もしかしたら宗教指導者とかなんだろうか。すると、問題はもっと面倒なことになっている気がする。


"Jazgasaki.cenesti......?"


 答えを返さないことを怪訝に思ったのかイェスカは聞き返してきた。シャリヤは無言でこちらを注視しているし、背後にもっと多くの視線を感じる。どう答えるべきかよくわからないが、とりあえず更に情報が必要な気がする。今のままじゃ、はいともいいえとも言えない状態だ。


"Selene mi tisod."


 そういうとイェスカは頷いて、一枚の紙を差し出してきた。


"Plax akranti fqa mal tisod plax."

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Co's fgirrg'i sulilo at alpileon veles la slaxers. Xace.
Fiteteselesal folx lecu isal nyey(小説家になろう 勝手にランキング)'l tysne!
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