表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/24

動き出した闇

改めて森を見渡す。私の故郷。

森の運命。私の運命……。

さだめに従い、都を護る。



(左大臣どもが動き出した)


突如青龍の声がした。


ついにくるのか……。


邸に戻ると、お師匠様が式盤を見ていた。


「お戻りですか? 神将を使役に下され

た……。 良かったですねぇ」


何も言わずとも、お師匠様はお分かりに

なっていた。


「これからですね。 左大臣率いる僧侶

陰陽師が、何やら策を立てている様です。

内裏に近づく為の……」

「先ほど、青龍も申しておりました」

「小物のあやかしを、内裏に放ち騒ぎを

起こす。 きっかけを作り帝に近づく。

稚拙過ぎて飽きれますね」


小馬鹿にする様に笑った。


「面倒ですね。 まぁ、結界を張っておき

ましょう。 厄介ですし」

「しかし、その様な事をすれば、返って

帝に危険が……」

「どちらにせよ、危険は避けられません。

少し時間をかせぐだけ」

「相手の出方を待つのですか?」

「こちらに来るでしょう。 これもまた、

避けられぬ事。 都を護る為には」



お師匠様は、再び式盤を見た。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ