宇宙の形
宇宙は多元球の形をしている。多元球とは、すべての粒子が対称的に位置する構造であり、すべての粒子間の距離が等しい。また、宇宙の次元は、宇宙を構成するすべての粒子の数(-1)次元である。
宇宙の次元は、宇宙を構成するすべての粒子の数(-1)次元であるが、その粒子の離集や状態によって、より少ない次元に近似できる。ここら辺の宇宙は、三次元的振る舞いをする粒子が集まった、三次元空間の宇宙である。
すべての粒子は回転している。この回転は多次元的な回転である。
二つの粒子が似通った回転をする場合、お互いに反発する力が生まれ、二つの粒子が異なる回転をしている時、引き合う力が生まれる。この回転の相違が距離であり、距離の集まりが空間である。また、回転方向が時間の一方向性を決め、一方向性の回転の総合が時間である。
宇宙を記述する際、時間と空間の概念は便利ではあるが、必須ではない。
多元球について。多元球とは、すべての粒子が対称的に位置する構造であり、その粒子数(-1)次元以上でのみ実現しうる。具体的には、
ゼロ次元球とは、状態を持った一つの粒子である。
一次元球とは、一直線上にある、振動を繰り返す二つの粒子である。
二次元球とは、正三角形をなす、回転する三つの粒子である。
三次元球とは、正四面体をなす、球回転する四つの粒子である。
四次元球とは、五元球状の、四次元回転をする五つの粒子である。五元球とは、五つの点の間の十個の距離がすべて等しい構造であり、これは四次元以上の空間でのみ実現できる。四次元回転とは、五つの方向を持つ振動の重ね合わせである。
なお、これらの多元球をそれぞれの次元で回転させることで、粒子が存在できる全ての可能性を含む球、全球を想定できる。たとえば、正三角形を二次元回転させたものが円、正四面体を三次元回転させたものが立方球である。宇宙の形は、一時的には多元球であるが、すべての可能性を考えるとこの全球だとも言える。
なお、ここでは前提として、粒子がすべて差のない均一なものとしたが、すべての粒子は一過性の波であり、大小があり、出現と消失を繰り返す。この世に現れた波が粒子である。