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か弱い女に他ならない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

賛否両論な話な気がします。

女性が同調を求めるのは、やはり本能的なものです。

やはり余りに脆く、か弱い。

男性と言うのは、生まれながらに闘争心を持ち、何かに打ち勝つ事を目的としている様に思える。反面、女性と言うのは、生まれながらに他者に同調し、同じ色に染まる事を目的としている様に思える。だから、抜け駆けをすると、平均値から外れた物を見ると、これ以上無いほどの敵愾心を剥き出しにされるのだが。

やはり女というのは、誰かと共に囲われ、凭れて居なければならない程に脆く、か弱い。


私には教え子が一人居る。私が持ち得る全て、つまり、素養、技術、を全て教え込んだ子だ。その子は数多の兵を従える、女王の様な存在だった。多くの者は彼女に頭を垂れ、崇拝を捧げた。

「御師様、私、貴方の事をずっと女性の様だと思っておりますの。

男は武勇、女は庇護。貴方様は私に武勇を求めるよりも、庇護の方法を色濃く教え子て下さいました。……貴方の感性が殿方なのでしたら、きっと私に武勇を授けましたでしょう?」

彼女は足元に傅く自らの眷属を愛でながら、ぽろりとそう零した。

彼女の使う手法は自らが戦場に駆り出すよりも、多くの兵に戦わせるものである。比較的安全な場所から、兵に令を出し、その全てを屠るやり方である。

その、数多の物に守られる戦闘方法をきっと指しているのだろう。

「私の武器は、余りに女々しく、そして醜悪ですわ」

「自分の力ではなく、眷属に頼り切りな自分を女々しいと表現しているのかい?」

そう言うと憂いを帯びた目で此方を見た。それに同調する様に。


私の幼少期は、それはもう手のかかる娘であった。じゃじゃ馬なんて生温い、暴れ馬と称した方がよりしっくり来る様な蛮人だった。勿論、周りにいた淑女共々、私を敵と見なし、爪弾きにするくらいには。

そんな暴れ馬を御師様は根気強く、丁寧に注意をし続けた。私を淑女にさせる為に、御方自身も女性的にさせる程に。

――嫁入り前の乙女がそんな事をするもんじゃない。

そんな言葉、殿方の口から聞いた事ない。周りにいたお姑が窘める言葉だ。

私は……男性になりたかったのかも知れない。誰に凭れるまでもなく、自分だけの力で生き抜ける、そんな生き方に憧れていたのかも知れない。

あぁ、けれども……今の私は……あの時私を爪弾きにした姦しい女共とさして変わりはしない。どれだけ勝ち星を上げても、群れてないと生きられない、か弱い女に他ならない。

映画のネタバレを含ます。念の為!!


昨日の映画の感想の一つに『おおお!!』と思ったシーンがあったんですよ。


此方は自らを投げ打って生きているのに、何でお前は自我があるんだよ!!お前も私と『同じ様に』生きろよ!!


意訳するとこんなシーン。


これね、凄く女性らしい。女性の嫌な部分。

女性って共感と同調を求める生き物だと、私は思って生きてます。だから『自分と同じくらいな人間』が『自分と同じ様な立場、処遇』なら牙を剥かないんです。


逆に『自分と同じくらい』だけど『処遇は私より上、浮いてる』って人を見ると、陰湿に、ネチネチと虐めます。本当に目障りに思うから。


それは多分、本当的なものが関わってきて、やっぱり女性って男性に比べて筋肉量は劣っているし、生態的に基本的に脆いんです。

だから生き残る為に、同胞、つまり同調、同じくらいの生き物を欲しているのかなと。


あ、これ個人の意見です!! 『そんなことない!!』と思われた方は『此奴こー思ってんだ』ぐらいにして下さい。


前置きが長くなりましたが、彼女はそうなりたくなかったんです。誰にも頼らず、自分だけの技能、技術だけでのし上がりたかったんです。

でも、結局は多くの兵をは侍らせて、守られて、脆いまま、弱いまま。

あんまりにも女性らしい戦い方しか出来てない。

そんな弱音を書いて見ました。


なんかとっても女の子な話でした。

それから外れてもツンとしてるのが、女だと思いますが。

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