超久しぶりにランキングを見たら異世界恋愛がえらく増えていたので驚いた
さてさて、大変久しぶりです。
前回エッセイを書いたのが昨年の7月頭くらいなのでおよそ9か月ぶりくらいですね。
で、超久しぶりンに月間ランキングを見てびっくりしたのが、ランクイン作品に異世界恋愛がめっちゃ増えていて、ハイファンタジーが激減していたことですね。
前から日間ランキングは異世界恋愛の短編が強くなってきてはいたと思うのですが、まさか月間まで異世界恋愛が増えるとは思っていませんでした。
そういえば、ほぼ一年ほど前に”なろうはオワコンなのか? ざまあが飽きられつつある今回はかなりやばいかもしれない”と”最近日間ランキングの異世界恋愛の強さは女性向けなろうコミカライズ作品からの読者の流入が原因じゃないかな?”というエッセイを投稿していましたが9か月でここまで変わっているとは………。
ではなぜ異世界恋愛は強いままで、ハイファンタジーはダメになったのか?
私が思うに女性向け異世界恋愛作者はまずどういう結末を迎えるかということを決めて物語を書いており、読者もそれが”そして二人は幸せなキスをする”というありきたりなパターンでも完結する物語を楽しめるのに対して、ハイファンタジー作者は短編詐欺や連載リセマラのようにとりあえず最初のシーンだけ書いてみて受けるかどうかで続きを書くかどうか決めるというやり方が主流だったのでほとんど完結までいかなかった上に最初は他作品と違う感じがしてもすぐ同じような中身になるというのが大きいのかなと。
特に追放した側が落ちぶれていく経過の差別化がほとんどできていなかったのが大きいのかなという気がしますね。
あとたぶん女性読者は”主人公が幸せになれてよかった”という読み方を優先するのに対して、男性読者は”ざまあみろ、すっきりしたぜ”という読み方を優先するのかなと。
また、ハイファンタジーはもう遅い系の追放ざまあが飽きられてしまいそれに代わりこれを押さえておけばよまれやすくなるというテンプレが出てきていないような気がするのも大きいかもしれません。
現状のなろうは書籍化のために必死な人というのはほとんど去ってしまい、自分の書きたいものを書きたいように書く人が残っているのかな?
そうであればむしろ健全な場所になったようにも思いますけどね。