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竜技の師と弟子  作者: 鷹城
第3章 銃の帝国編
58/112

第58話 ただ1発の逆転弾

不定期投稿ですがよろしくお願いします

☆☆☆


銃声が飛び交う、灰色の建物の風景ソレイユとウィルは戦場をかけていた……


「はぁ、はぁ、ソレイユあそこの影に隠れるっす」


「分かったわ」


2人は物陰に隠れた。


「大分 脱落射(だつらくしゃ)が増えてきたわね……」


「そうっすね……」


合戦(かっせん)もそろそろ最終局面へと近づいていた。残り数十名といった、激戦のなか闘いが繰り広げられる。


その時、2人の近くで銃声が聞こえる。


「これは……私達を狙ってるのかしら?」



「さあ?ちょっと隙見(すきみ)するっす?」


2人は近くの壁から顔だけ出しそっと周りを眺めている。


「ちょ、ちょ、わぁ!」


その時ソレイユは足を滑らせて、転びそうになった……反射的にウィルの硬い鱗を纏った肩を掴む。


「うぉ?」


ウィルもいきなりもたれかかったソレイユの勢いに堪らず地面に倒れる...


「ごめん、ウィル……足…すべっちゃって」


ソレイユはウィルはお互い目が合う。


「……」


2人はそっと離れた。


……


「ねぇ」 「なぁ」


「あっ、ウィルからでいいよ」


「あっ、うっす」


「何で、ソレイユはそんな不安そうな目をしてるんすか?」


「えっ?」


私そんな目してたかしら? 別にそういうんじゃ無いけれど……


「別に不安なんて無いよ? ウィル、絶対に勝つわよ! この合戦(かっせん)


ウィルは心配そうにソレイユをみている。黒と紫色鱗が生えた尻尾は項垂れている。


「……死ぬのは怖く無いんすか?俺は正直怖いっす」


「そんなの、大体一緒だよ……でも私は自分の死よりもウィルが死ぬかもしれないって思うと心が締め付けられるの」


「……ソレイユ……よっしゃ! 俺に任せるっす……いや……」


俺達で何とか生き残るんだ!


それから2人は場所を移動し数名の強敵達と激しい闘いを繰り広げた。


「ソレイユ、もう少しっすよ、もう少しで俺達は 銃帝六射(エンパイアガンナー)になれるっす」


「えぇ、後一息、頑張るわよウィル!」


その時2人は銃撃を受けた。両方とも足に攻撃を受ける。


「うっ!足をやられた!......ウィル!? 大丈夫!?」


「こ......れは遠くからっすか?」


「いやここだよ」


目の前に敵が現れた。手に機関銃のような武器を持っている人だ。


「影が丸見えっすよ! 射導(シャドウ)


相手の人影から銃弾を作りだし不意打ちを仕掛ける。

……今の射導シャドウで弾切れっすか…


「なに!?」


相手は倒れた。が武器をしっかり構えている。


「この野郎、ゆるさねぇからな。」


相手は倒れたまま武器を撃った。


その時ソレイユの背がウィルの目の前で両手を広げ、銃弾の嵐を受けた。


「ソレイユ!」


ああ、そんな!


ソレイユ、どうして、こんな俺を助けるんすか……

こんな死ぬ事が怖い自分なんかを……


変わり果てたソレイユを見たウィルは絶望した。


「大丈夫だ!時期にお前も同じ所にいけるからな。」


俺もここで……死ぬんすね...…まっ、いいか、もうめんどくさいっすよ……自分もソレイユと一緒の所にいけるなら、それでいいっす。


あぁ、でも2人でなりたかったなぁ、銃帝六射(エンパイアガンナー)に。


ウィルは死を覚悟した。その時ウィルの手には白い銃が発現した。


そして、こう思った。


どうせ死ぬなら相手に立ち向かった上で死にたいと。


「最後まであがくっす、そこに可能性があるのなら」


相手の銃弾の嵐を身に受けながら、ウィルはただ1発撃っただけだった。


しかも空砲(くうほう)だった。弾は発射されていない。


何だ、俺ってバカっすね、弾切れじゃないか……


ウィルも身体中穴だらけになり、命の終わりを悟った。

その時不思議な事が起きた。


気付けばソレイユは生きていて、自分の体の傷も治っている。

おまけに射導(シャドウ)の残弾が最大まで補充されている事に気付いた。


「これは...どういう事っすか?ソレイユ?」


「私はウィルを庇って……それから……」


敵も驚いているようだ。


「何で生きてやがる!お前ら!」


敵は再び銃を構える。......が


「何? 弾切れだと! まだ100発位は残っているはずだ!なぜだぁ!」


ウィルは処図丸(ショットガン)を構える。


「よく、分からないっすけど『逆転』っすかね」


「ウィル……あなた……最高の相棒よ!」


そして、2人は合戦を切り抜け、6人の銃帝六射(エンパイアガンナー)へと登り詰めた。


***


ソレイユと逆填(ぎゃくてん)竜ウィルは、火龍(ひりゅう)ラヴァの炎の刃の一撃により、倒れようとしていた。


この時、ウィルは気付いた。


いつの間にか手に白い銃が握られている事に。


……これは!あの時の!

撃てば勝てるんじゃないっすか!?あの時みたいに!


『逆転』を起こせるんじゃないか!?


やってやる!どうせ死ぬなら最後まであがくっす。


ウィルは無意識のうちにその銃の名を呼んだ。


ただ1発の逆転弾(ワンハンドレッドガン)


そして『逆転』は起きた。


倒れたはずの2人は当然のように立ち上がる。


「何だ!まだ倒れねぇのか!?」

火龍(ひりゅう)ラヴァは背筋が震えた。


...嘘だろ、何が起こったんだ?


敵の傷が治ったみてぇに...俺は確かに斬ったはずだぜ、


「ソレイユ、まだいけるっすよね!」


「ええ、相棒!」


2人はファーストウェポンを構える。


射導(シャドウ)

(よっしゃ15発あるっす!)



放眠口(ホーミング)

(私、利労同(リロード)したかな?3発入ってるわ......)


やべぇ、身体が更に熱くなってきやがった。


……早く決着をつけねぇと!


ラヴァの体力はあと少しで尽きる。『逆転』の力はラヴァの体力を消耗させていた。





















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