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竜技の師と弟子  作者: 鷹城
第3章 銃の帝国編
49/112

第49話 岸の家で

不定期投稿ですがよろしくお願いします。、


「川に飛び込め!」


「分かった!いくよ!」


「待て、俺もか!?」


「そうよ!」


うわぁぁぁ!


三人は激しく流れる川に飛び込む。


高さ5メートル程落下しただろうか...


後ろから、何発か銃声が聞こえる。


流れる川は結構深くなっていた


水渡室(スイートルーム)!」


青龍(せいりゅう)エンジュは手をかざし、着水する前にセレン、バロウに水の膜のような透明の衣を体全体に纏わせた。


3人は水中に身を沈め、流されていく。


セレンとバロウは初め、水流の流れが激しく慣れるまで時間がかかった。


しかし、エンジュの効力が発揮したのか、次第に泳げるようになった。


その内2人は泳ぐ姿勢を取らずとも宙で体を直立させた姿勢のまま、飛び込むようにスムーズに水中を移動する事が出来るようになった。


***


しばらく距離を泳いだ。セレンはクタクタだ...


...あとどれくらい泳ぐのだろう...


エンジュが、先に岸に上がった。


...あ、エンジュ上がった。


「バロウ、こっち」


水渡室(スイートルーム)がかかっている時は水中会話も可能である。


セレンは後ろを泳ぐバロウに手招きし、エンジュに続いて上がった。


鳥の鳴き声が聞こえる。

岸の上は砂利で辺りには、家が並んでいる...


セレンは、疲れが溜まっていたのか倒れた。


視線の先にはエンジュが倒れているのが見える。


「おい、セレン、エンジュどうした?」


後ろから、バロウの声が聞こえる。


「疲れた...み..ず...」


セレンは突然宙に浮いた...


バロウに片手で担がれている。


「あそこの家にあるだろう、貰おう。」


バロウはすぐ家の近くまで来てノックもせずに開けた。


「...勝手に入っていいの?」


「何の気配も無いしいいだろ!」


...何事も無かったように、ガハハとバロウは笑うと、セレンを家の中で降ろした。

****


ゴクッ ゴクッ ゴクッ


...久しぶりに飲んだ...本当に久しぶり。


「良かった、セレン...水がたっぷりだ!」


エンジュは私よりも沢山飲んでいる。

まぁ、いいか、この後は。


「みんな、治療するよ」


***


セレンは 零院再生(レインリフレイス)を使いエンジュとバロウを治療した。


エンジュは少し傷が深く、パイソンから受けた銃弾の傷があったので、少し休んでもらった。


「セレン、バロウは...」


「多分大丈夫よ...ちょっと話してくる...」


「何か不穏な動きがあればすぐに私に言うんだ...」


「分かってる」


セレンはドアを開けた。入り口の横にバロウが背をもたれている。


「バロウ 」


「ん?どうした? セレン?」


「これ、飲んで」


セレンは水をバロウにみずを差し出した。


「おお、ありがたい」


それを受け取ろうとした時だった。


ギャァァァァァ!


突如セレンとバロウの目の前に鋭い獣の様な龍が現れた。鋭い爪を構え襲い掛かってくる。








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