第48話 〜銃の帝国〜 銃躙からの退避
不定期投稿ですがよろしくお願いします。、
「おいおい、バラすなよ...バロウ....まっ、いいか」
銀色の竜は銃を構えている。
「どうせ、あんた達と戦った時は2発しか使ってないからよ」
「ほら、初見だろ? 警戒しろよ? 撃つぜ? 」
「悪波出過。」
パイソンは鉄製の銃弾を撃つ。
エンジュは水の刃で弾こうとした。
...弾はさほど早くはない、このまま弾け...
エンジュは腕に激痛が走るのを、感じた。
銃撃を受けたようだ、血が流れている。
「まさか! 今のは!」
今の攻撃は俺の水の刃を、通り抜けた...
「叢雲!」
「おっと危ねえ!」
パイソンは後ろに飛び2本の水の刃を避けた。
...まだ、最後の1本が残ってる。
叢雲最後の1撃はパイソンの頭上から狙い撃つ。
パイソンは銃を構え空中に赤い色の紋章を出現させる。
「炎舞練六火灯。」
空中に突如炎が燃え広がる。セレンの叢雲は簡単に蒸発させた後炎は消えた。
...炎を操るの? いや? 今のは発生させた。
地面に着地したパイソンはすぐさまセレンに銃を向ける。
「減狙突螺。」
ドンッと言う。火薬音とともにセレンに向け鉄の弾が発射される。
「藍擬透!」
エンジュは渦の盾をセレンの元に発生させる。
渦はパイソンの攻撃を止めた。
「おっと、減狙突螺じゃダメか、なら」
「悪波出過!」
「セレン! 避けろ!」
セレンはエンジュの声に反応し、横に飛び避ける。
「うそ!今 藍擬透をすり抜けた!?」
「あぁ! そうだ!セレン、こいつの能力の1つは"すり抜ける攻撃だ"」
「エンジュ...ここは」
「あぁ、逃げた方がいい...今じゃ敵わない、炎も扱う。後4つも能力があるなら、ここは、やめておくべきだ。」
...周りを見ろバロウが壊した建物が広がっている。
...ん...あいつの、後ろにあるのは川か?結構長く続いているようだ。
「留風波連飛。」
パイソンが撃つ。
エンジュが水の刃で弾く。
...さっきの技じゃ無い、今の技は...何だ? 何をした?
「爆図火!フラゴルレクタングル!」
パイソンに突如爆発が発射される。
「バロウ! あんた裏切るのか!」
パイソンは爆発の煙で視界を遮られる。、
「あぁ!今日で俺はお前を裏切る!」
「セレン、エンジュ....逃げるのか...なら俺が手を貸すぞ!」
「バロウ....分かった行くわよバロウ!」
「なっ!」
「向こうの川まで、足止めするぞ!って俺もか!?」
バロウはセレンに引っ張られエンジュとともに逃げる。




