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竜技の師と弟子  作者: 鷹城
第2章 龍治院編
30/112

第30話 援軍

初めましての方は初めまして、

不定期投稿ですがよろしくお願いします。

誰かに揺り起こされている。

うぅ....ここは....

「あの、大丈夫ですか? 」

岩龍(がんりゅう)ログが目を開けると藍色の髪の毛の少年と黄色い龍がいた。

「君は? 」

「僕はソウ、で、こっちは師匠のジルさんだよ 」

「んー......敵の仲間じゃなさそうだな.....」

ジルは腕を組み少し警戒しているようだ。

「....敵?...それは..フォーコのことか? 」

「フォーコ? フォーコって誰の事ですか?」

(そうか.....知らないって事は闇劇家(あんげきか)ではないな。)

「......リィラとラヴァを探さないと.......」

ログはそう呟き立ち上がった。

「えっ?リィラ!? 今リィラって言いました? 」

「...あぁ...どうか..したのか?」

「もしかしたら僕達が探している人かもしれないんです。伝えたいことがあって。」

ソウとジルは目を合わせた。

「なぁ、俺たちも一緒に探してもいいか?」

「あぁ.....頼む 」

「ところで....名前はなんていうんですか? 」

「...俺はログだ....」

「そうか!よろしくログさん! ログさんは何の龍? 土?地面?石?」

岩龍(がんりゅう)だ.....」

「あっ....そっちか...ログさんは結構背が高いんだね? ジルさんよりも高いね?」

稲妻龍ジル225cm

岩龍ログ 240cm

「まぁ、そりゃ仕方ねぇな....龍の背は結構バラツキあるからな」

3人は行動を共にし上階に登る。




**************************

「リィラ!危ねぇ!後ろだ!」

「わぁ!?」

少女リィラは突如後ろに現れたウラノスの手を避ける。

「ちくしょう!あいつ消えたり、現れたり、うぜぇな!」

ウラノスは 輪歩(ワープ)の竜技を使い、リィラとラヴァを

撹乱していた。

「あそこに、引きずりこまれたら私達は分断される!」

「リィラ、ちょっとだけ下がってな...剣が伸びっからよ」

時延度(ジエント)!」

(これは、あの時のラヴァの竜力(りゅうりき)ね!)

リィラはラヴァとの初めての修行で見たことがある。

ラヴァの 竜力(りゅうりき) 時延度(ジエント)時炎度(ジエンド)を発現させている時にのみ使用可能、炎の刃の長さを変える竜力である。本人曰わく発動中は維持時間がさらに減るらしい。

「はぁ!」

ラヴァは少し先に現れたウラノスに刃を振るう。

輪歩(ワープ)!」

ウラノスは夜空の青が広がる空間の輪に逃げ込む。

その時。

時炎度(ジエンド)の刃の切っ先がさらに伸びた。

空間に時炎度(ジエンド)が触れた。

たちまち、空間の輪が消えウラノスは移動できなかった。

「刃が伸びただと!?」

ウラノスは避けようとするが間に合わない。

「捉えた!」

ラヴァはウラノスの肩に炎の刃を当て、打ち付けた。

激しい炎の爆発音のような音が辺りに響き渡る。

「...!?リィラ危ねぇ来るな!」

「えっ?」

突然爆発が起きた。リィラは少し離れていたので、顔を覆う程度で済んだ。

(これは! 右裁榴(ミサイル)の爆発!?)

すぐ近くにラヴァがいた。下に屈み込んでいる

「ラヴァ!?大丈夫?あいつ爆発物を持っていたの?」

「少し食らったが大丈夫だ!俺は火龍(ひりゅう)だからな、火傷なんてしねぇ。にしてもあいつ棘を持ってやがった」

「厄介ね....」

ウラノスが現れた。

「よし、今ならまた使える!」

ウラノスはそう言い、手を掲げた。

その時ウラノスの通路の壁に雷の紋章が現れ光だした。

瞬間...雷鳴が響く。

「よかった...リィラ...無事だな?」

振り返るとそこにはログがいた。

「ログ! 良かった!....後ろにいるのは誰?」

(黄色い龍と男の子?......)




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