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にゅーめん

 ふああ~……。うむ。つまらん。担当の私をもっと滾らせるモノがこいつには足りん。

「えいえい!」

 くりくりした金ぴかの目ん玉と、これまた可愛らしくくりくりした髪の毛は栗色。俺が担当するのはこの坊ちゃんらしい。背丈、歳とかどうでもいい。棒切れをぶんぶんと振っている。何をしている。

「わあ! 坊ちゃま素晴らしい剣さばきです! もうマリーは感動するばかりです!」

「ふん、すごいでしょ」

 坊ちゃまとやらはどうやら剣を振っていたらしい。あれを剣と呼ぶとは、マリーと言う女は実にいい皮肉を言うものだ。と思っていたが、本当に褒めていたらしい。頭が痛くなる。いやはや、俺にとってこれは本当の意味での試練になりそうだ。しかも人間とは。面白くもなんともない。まあいい。俺は強いはずだ。こんな坊ちゃんだが問題はないだろう。特にすることもないだろうし、適当に頑張って貰おう。何せ、初めにやるべき事は終えた。こいつには大きな魔力を与えた。それで充分だろう。ああ、記す事も面倒だ。日記終わり。


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