表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したので妹分のお世話をします  作者: ナメナメなめくじ
2/10

これからは貢献します

「で、コギーはメイド見習いになって何するのよ?」


 ライラの問い掛けに私はメイド長に今朝言われたことをそのまま話す。


「いつも通りにしていいって言われた」


 いつも通りとは、ライラと一緒に勉強して、あとは自由という生活だ。異世界転生バンザイ!



「それじゃあメイド見習いの要素ないじゃない……。ママはコギーを私のお世話係って言ってたから何か私に貢献しなさいよ」


「お世話されたいの? 私に? もう……ライラは昔から甘えん坊さんなんだからぁ」


 ライラは普段からツンツンしているが、私と違って年相応の甘えたがりだ。

 特に奥様にはべったりで、未だにお母様と呼ばずにママと呼んでいることを旦那様やメイド長から度々指摘されている。



「そ……そんなんじゃないわよ! 貢献って言ったのよ! コ・ウ・ケ・ン!」


 ちょっとイラっとしたライラ。

 しかし貢献かぁ。確かに私は姉妹同然といえどもメイド見習い。役に立たなきゃね!


「だったら新しいお菓子を作るよ。ビスケットや激甘菓子は飽きたし」


 初めての知識チートだ。

 昨日まではお世話される立場だったから何も口出しせずに過ごしていたが、今日から私はお世話する立場。御屋敷の使用人として悪いところは改善せねば……!

 今まで面倒だから微妙な料理や不便な生活を受け入れてたとかそんなんじゃないんだからね!ホントダヨ!!


「お菓子ぃ? コギーが料理なんて無理でしょ」

「そんなことないから期待して待っててよ。じゃあ厨房に行ってくるね!」


 そう言って私が駆け出そうとするとライラは慌てて腕を掴み止めに掛かった。ナンデ!



「今からメイド長の授業があるでしょうが!」



 ……そうだった!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ