11.武器の危険性
突然、目が覚めるように視界が鮮明になっていく
その余りにも突然の出来事に混乱して、何か重たいモノを落としてしまう
その行動に驚いて慌てて下を向いたところであれ?と首を傾げる
「(…戻ってる)」
≪ひゃー、突然すぎるっすよ切り替え―!≫
突然の人格交代にはどうやらツキヒサも驚いたらしく、やんややんやと騒ぎ立てている
取り敢えず私は、取り落とした…先程ツキヒサが出したフリージン・ピストルという不思議な形状をした物体を拾う
「今の何?!どうやったのツキヒサ!」
「いっきにズドンッて首落とすとかどうなってんだよ、説明しろよ」
「凄い…本当にグリフォンを倒せるなんて…」
興奮冷めやらぬ様子で私に掴みかかろうとしてくるリジーを窘めつつ、興奮気味に問うてきたシーナとバラック王子に向かって話しかける
「ツキヒサ、交代した」
「えっ、早くね」
「へっっ?!ヒツキ?ヒツキだ!」
「へっ、あ、あぁ。…雰囲気が全然違うね?」
ツキヒサとのテンションの違いに驚いている様子な男子二人を差し置いて、私になっていることが凄く嬉しそうに笑うリジーに笑いかけながらグリフォンの首をどう落としたのか私も気になっていたのでツキヒサに聞いてみることにした
「さっきの…聞いてみる(…ツキヒサ、どうやって刎ねたの?)」
≪ん?あ、ああ!グリフォンのことっすね。武器の付属効果で刎ねたと考えてくれて良いっすよ≫
「(付属効果?)」
≪そうっす。えーっとっすね、死降ろしの弓含めた死刑執行人シリーズの武器に付属する"即死”効果が発動したんっすよ≫
「(即死…物騒)」
≪そ、めちゃんこ物騒な武器なんすよ。しかもこれ、味方殺しっていう異名を持ってるんすよねー≫
「(…なんで使ったの?)」
≪ああ、オコっすね!い、いやね?グリフォンに対する反応がアレだったんで速攻で沈めなきゃと思ってっすね?それで思いついたのがっすね!≫
「(……分かった…けどもう使わないで)」
≪ウィッス…あ、凍える拳銃戻しちゃった方が良いっすよ≫
「(戻す?)」
≪あー…戻れーって念じるんっすよ≫
「(念じる…)」
ツキヒサの言う通り、戻れと念じていたら、フリージン・ピストルが長方形の青い光を発しながら消えていった
その光景が綺麗で、見ていたらリジーにせっつかれてしまったので、先程聞いた説明を三人にもすれば、皆揃って顔を歪めていく
その様子を見て、ツキヒサの能力?をしっかりと知って、せめて使ってはいけないものを決めなければいけないなと思った
と言っても今はまず、三人と話し合って拠点を決めなければいけないのだが
全く話が進みませんね!!(白目)




