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第三話

学校に着いて教室にに行き、荷物を整理してる間に莉奈を見失った。

「昨日はよくもやってくれたわね。ただで済むと思わないでね。」

と言いながらさくらやほかの女子がやってきた。

「別に何もやってないよ。」

「莉奈様があなたのせいで学校を購入した所為で私が居ずらくなったじゃない。」

「どうしてくれるの?」

「もともとは自分がしたことじゃない。自分がしたことにはちゃんと責任をとること。」

「その態度がむかつくのよ。」

また腹を殴られた。あまりの痛みに仰向けになってしまった。

上履きのままで踏まれ、蹴られ、

隼以外の男子がドアをして鍵をしめた。

窓を閉めロッカーもドアの前に置いた。

「これで莉奈様も入れないわ。」

「誰も助けにくれないよ。」

隼は気絶させられていた。

「さあ。観念して私の奴隷になるのなら許してもいいけど。」

「誰がお前の奴隷になんかなるか。」

「ふーん。そしたら死にたいのかな。」

といって口を蹴られ、またリンチが始まった。

莉奈Side~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は重大なことに気がついた。

それは、拓郎を教室に置き去りにしてしまったこと。

その理由は私は簡単に人を信用しないこと。

それに、私はよく可愛いといわれてる。

しかし、私に気に入られてると勘違いをした皆は、拓郎ばっかりを攻めている。

今は、職員会議。理事長代理の仕事もあるし簡単に放り出せない。

拓郎には悪いけど、少し我慢しててね。

と思ったところに拓郎から連絡が入った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

{莉奈助けてまたリンチされてるよ。}

{ごめん私も気付いた}

{今からすぐに行くから。ドアから離れて、一級魔法使うから。}

{わかった。}

30分もの間に両足骨折、両腕骨折、首に全体重かけて踏まれたためものすごい痛い。

明らかにおかしい方向足がに曲がってる。

意識がもうろうとし始めたとき大爆発が起こった教室の壁は吹っ飛び

ドアはボールのように丸まってる。

そして弾丸のように走ってきた莉奈が抱きついてきた。

「私は、私は、なんてひどいことを・・・」

「もう別にいいよ。それよりもさくらたちの処分はどうするの?」

「ちょっと待ってね。」

そういって莉奈は立ち上がった。

「もう二度とこんなことをできないようにしてあげるね。」

「もう二度としませんから。」

「前だってこんなことがあったのにまたやってどう責任取るつもりなの。」

莉奈はそう言って殺気をぶつけた。

俺は突然心臓を鷲掴みにされた感覚になった。

「うっ・・・。」

「あっ、ごめん拓郎。ちょっと強すぎたね。」

「ごめん。もう無理。体がもたない。」

「えっ。どうするの?」

突然体と魂が離れた気がした。

莉奈は倒れた俺の体をゆすっていた。

「おーい莉奈ー。」

「へっ?」

「もしものために莉奈のお父さんに何かあったときのために168時間だけ体と魂をはなすようにしてもらったのさ。」

「でも本物の天使じゃないから時間が決められてるけど、莉奈のお父さんがいくらばらばらになっても

3日で直せるから。だって。」

「わかった。それまではこの袋の中に入ってね。」

「了解。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

袋の中に入って10分ほどたった頃、ものすごい悲鳴が聞こえた。

{莉奈殺しちゃだめだよ。}

{大丈夫殺してはない。}

{しかっり反省したのなら許すつもりだけど。}

{それよりも早く体を直してよ。}

{了解。}

{天使ってことがばれたら拙くない?}

{一応洗脳してるけど、もしかしたらばれてるかもしれない。}

{もうすぐ体が治るからじっとしてね。}

2時間後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「はぁはぁ・・・」

現在僕たちは大阪駅にいる。魂と体をくっ付けた後、運動場に出たらさくらの家の(さくら産業)

部下などに追われていた。

「さくらの家って何やってたの?」

「えーと確か・・・食品の輸入業。」

「総資産は?」

「600兆ぐらい。」

「ちなみに莉奈は?」

「自慢するつもりじゃないけど聞く?」

「うん。」

「5000兆ぐらい?でも、ついこないだJRと新幹線全部買ったからかなり使ったけどまだ沢山あるよ。

あと私はちょっと行くところがあるけど、一緒に行く?」

「いや、遠慮しとく。」

「そしたら、JRか新幹線に乗るときはこれを見せてね。あと、拓郎のことを見てくれる人をつけるね。」

「誰が来るの?」

「私たちの家にすんでいる人をつけるわ。男と女どっちがいい?」

「武道をやってる体育会系の人がいい。」

「うーん。そんな人はいないけど・・・あっ、そうだ。ちょっと待って。」

10分後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「OKですか。はい、わかりました。ありがとうございます。失礼します。」

「で、誰が来るの?」

「私の会社はゲーム機作ってるでしょ。そのタッチスクリーンを作ってる会社。名前は四家堂。そこの社長令嬢がくるよ。

「まじで?何もここまでしなくても。」

「もうこの際だから言うね。私は拓郎のことが大好きなの。顔とかじゃなくて性格が。

皆は私の力を自由自在に使うためによってくる人が多いけど拓郎はそれを使おうとしないで

自分の力で解決しようとしてる。そこが気に入ったの。で返事は今じゃなくてもいいけどね。

考えておいてね。」

「うん。わかった。」

「お~い。莉奈ちゃん。」

「お~久しぶり風香ちゃん。」

「この人がそうなの?」

目の前に立ってるのは、同級生ぐらいの女の子がたっていた。

「あまりなめてると痛い目にあうよ。」

「こんなちんちくりんな女の子が。絶対にドー「ふがっ」」

突然金属バットでケツを殴られるような痛みがした。

「今は風香の蹴りよ金属バットよりも硬いといわれてる。前はびっくりした~」

「何のこと?」

「空手の大会で審判が風香の足を調べてたら突然おしりを触ってきたらしくてむかついたから

顔を蹴飛ばしたら頭蓋骨が陥没したらしい。」

「うわ~。ちょっと触っていい?」

「いいよ。」

触ってみたものの普通の女性の足の感触だった。

「やっぱり、試合前に鉄板入「ふごっ」「がはっ」」

顔面蹴り+腹に踵落とし。

「風香そろそろ行かないといけないわ。拓郎のことよろしく。」

「うん。愛情をこめて面倒見るから。」

「怪我したら承知しないわよ。」

「最後に携帯と財布。携帯は国際電話までかけ放題。あと電子マネー100万円あるから。

財布は何もなかったから私の財布渡すわ。プラチナカードとか大事な名詞が入ってるからなくさないでね。」

「そしたら行くわ。」

そういって莉奈はいなくなった。

「ねえ、どうする?完全に囲まれたみたい。」

「こういうときは財布を開けてみよう。」

パスワード

「パスワードって何?」

「ごめん。わからないわ。」

「これでよく莉奈の親友って言え「がはっ。」」

「余計なことは言わないの。」

「ねぇ、僕のことをあの車両に蹴ってくれない?」

「莉奈に怒られるよ。」

「大丈夫。俺が何とかするから。」

「1,2,3,の3で蹴るから体を硬くしてね。」

「いち、に、さん、「ドコッ」

待合室の窓ガラスを突き破り車両の窓ガラスも突き破りそのまま車内にそして上から風香が落ちてきた。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ。」

幸いにも電車が動き始めたため、さくらの部下を撒いた。

しばらく仮眠を取っていたら夜になっていて電車は止まっていた。

この電車は2両編成でトイレは1つ風呂も1つだ。電気が消えていたので、

とりあえず風香を起こすことにした。

「おい風香。」

「何?」

「お前はおきてたのか。」

「今何時?」

「2時半。」

「何で電車がとまってるの?」

「わからない。」

「でも、莉奈が言うにはずっと走っても大丈夫って言ってた。」

「この電車は2両だけど1両単独でも走行可能、つまり運転手は先頭車両にいる。でも動いていない

答えは運転手が乗ってる車両とはぐれたことになる。」

「ちょっと。窓の外を見てくれる?」

「うん。」

「何か地名みたいなものが書いてある看板を見てほしい。」

「うん。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「亀山って書いてある。」

「まじで。」

「何か都合が悪いの?」

「亀山って言うのは、三重県と奈良県の県境の近くにある駅。」

「今から高槻に行ってみよう。車両基地がある。」

「うん。行ってみよー。」

「今から運転室に行ってみよう。」

「うん。行ってみよー。」

「ちょっと待って。電気がないってことは発電機が止まってる。

発電機がとまっているならガス欠。」

「つまり、莉奈に電話したほうがいいみたい。」

プルルルルル。プルルルルル。

「もしもし?」

「もしもし?莉奈~?」

「ん?拓郎どうしたの?」

「先頭車両がどっか行って。乗っていた車両がガス欠どうしたらいい?」

「今どこ?」

「奈良と三重の境目亀山駅から、1200m離れたところ。」

「窓、ドアきっちり鍵閉めて、窓のカーテンも閉めて風香と寝て待ってね。後先頭車両は2km先で、

脱線中。線路がふさがってるため、電車が行くこと不可能。亀山駅のほうは土砂崩れで通行不可能。明日の朝、起きたらもう駅にいるかもね。

じゃあお休み。」

「うん。お休み。」

「先頭車両は2km先で脱線中、亀山駅付近は土砂崩れで通行不可能。

明日の朝には戻れるようにするらしいから、今夜は風香と一緒に寝てね、とのこと。」

「おい、拓郎。なぜ私の足を抱くの?」

「だって抱き枕がないから。寝てる間に蹴らないでね。」

「そういうことなら先に行って。」

「おやすみ、風香。」

「おやすみ、拓郎。このことは莉奈には絶対に秘密だからね。」

「了解。」


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