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第二話

「起きて。」

「うーん。」

なんかふらふらする。そういえば昨日晩御飯をだべなかったな。

目の前には人間の姿になっていた。ちなみにものすごくかわいい。

「今から天国に来てもらうから。」

はっ?

「ほーほ。つまり俺に死ねということか。遺言書いてくる。

「違うって。生きたままで。」

「ちょっと待って。何か食べるものが欲しい。」

「これ飲んで。」

試験管に入っている紫色の液体。

脳が飲んではいけないと警告している。

「これは食前の薬。名前は仮死薬っていって24時間だけ死んだことになる、

それを飲んで天国にいくの。24時間たったら自動的に現世に魂が強制的に戻る。

「わかった。」

突然目の前がまくっらになり、目が開けられないぐらいにまぶしくなった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ついたよ。」

周りを見たところあまり地球とかわらなかった。

「ここは?」

「天国よ。」

「ここが?」

「そうよ。今から私が住んでいた家に行くよ。」

「どこのあるの?」

「ここから歩いて3時間ぐらいのところ。」

「歩いて行くの?」

「いや。瞬間移動で。10秒で着くから。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

目の前には大きな豪邸?いや、漫画に出てくるお城みたいだった。

「ここが?」

「そうよ。」

「もしかして、ここのお嬢様だったの?」

「知らなかったの?」

「うん。」

大きなドアから入って廊下を歩いていたところ、

前から大きな人が歩いてきた。

「あっ。お父さん久しぶり。」

「お久しぶり、莉奈。ところで、その男は誰じゃ?」

と言って僕を指差した。

「私の奴隷よ。」

奴隷って・・・

「それでお父さんに報告しに来たの。」

「そしたら今日中に帰るのか?」

「うん。今日しか持たないから。」

と僕のほうを見た。

「そうか。」

と言って歩いていった。

「莉奈のお母さんは?」

「私を生んでからすぐに死んじゃったの。」

人それぞれに事情はあるものだ。

「そろそろ行くよ。」

「なんで?」

「明日は学校があるのよ。」

「えっー。」

「帰るよ。」

また、突然に真っ暗になった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「おはよう。」

「んー。もう朝?」

「早くご飯食べて。」

「なんで?」

「言ったでしょ。今日学校があるって。」

「あっー。忘れてた。」

パンをさっさと口に付け、風呂に入り、着替えて、歯を磨き、すぐに部屋の戻った。

莉奈と一緒に部屋を出た。門について2分ぐらい待ってると長い白いリムジンが

僕たちの前に止まった。

「はい、乗って。」

「これに?」

「早く乗りなさい。」

「命令?」

「早く!!」

莉奈が怒鳴ったので乗ることにした。

「僕のクラスはどうなるの?」

「私と同じクラスよ。」

「何で?そんなにうまく一緒のクラスになるわけないじゃん。」

「私の名前を使ったの。」

「よくすんなりと通ったね。」

「いや、通らなかったから来月に買うことになったから。」

「いやいや公立中学校買える訳ないじゃん。」

「一応公立中学校のままで授業料はタダ。けれども職員の給料は私が出さないといけないの。」

「久しぶりの友達に会うから緊張してきた。」

「あっ、そうそう友達に会いに行くときは、私と一緒に行くことね。」

「えっー」

「わかりました。お嬢様。」

莉奈が僕のことをにらんだのですぐに了承した。

そしたらすぐに学校に着いた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今、僕たちは職員室がいた。

しかしものすごい取引をしていた。

書類にはゼロの数が異常なくらい多かった。


教室のドアを開けると懐かしい顔が見つかった。

「おおっー、隼。久しぶり。」

「拓か。久しぶり。」

「ちょっとトイレに行こう。」

俺の親友の有友 隼也。

小学校のころはものすごく仲がよかった。

「うん。いいよ。」

しばらく歩いて下級トイレに入った。

下級トイレを使うのは男子で上級トイレ男子用のトイレには便器が2つだけあった。

上級トイレを使うのには自分が従っている女性の許可がいるらしい。

「んで、どうしたの?」

「あんまり教室で騒ぐなよ。」

「なんで?」

「男子がしゃべるとキレる人がいるから。」

「名前は?」

「中川さくら。」

「部活は?」

「ラグビー。」

「女子で?」

「うん。」

「莉奈は?」

「莉奈?」

「ああっ、多田だよ。」

「あー多田様のことか。たしか柔道、剣道、薙刀、空手、日本拳法」

「ええっー。そんなに!」

「しらなかったの?」

「まずいな。」

「なにが?」

「ラグビーやってる人と武道やってる人、そして俺が教室で叫んだ。こたえは?」

「わからない。」

「喧嘩するに決まってるじゃないか。」

そう言ったあとトイレを出て教室に戻った。

そしたら予想通り殴り合っていた。

さくらが突進する体勢でいた。拙いと思ったので、

莉奈の前に立ち受身の体勢をとった。

さくらはものすごく細いだが相撲部の人を突き飛ばして怪我をさせられたので、

皆怖くてだれも反対できなかった。

しかし、俺が間に入ったとき、皆はびっくりしたが、

俺はあんまり動かなかった。

「腰が高い。」

皆もさくらもびっくりした。

そして俺は莉奈に聞いた。

「莉奈なんで喧嘩したの?」

「拓郎が騒いでさくらが怒ったから。」

「ごめん。」

「いいよ。でもさくらのタックルをとめられるとは、思わなかった。」

みんなはひそひそ話をしていた。

そこで担任に先生が来た。

「皆さん、おはようございます。きょうはほど連絡があります。

一つ目は皆も知っているけど転入してきた人がいます。」

そういって軽く自己紹介してまた話し始めた。

「もう1つはこの学校の校長がかわって新しく理事長がきますが、理事長は

大変忙しいので理事長の代理は多田さん、いえ多田様に聞いてください。」

「では号令。」

(略)

俺の席は莉奈のとなりである。

「拓郎。ちょっとトイレに行くわ。」

学校にいるとき、莉奈はお嬢様言葉になるためすごく違和感がある。

次の授業まで15分もあるので机にうつ伏した。

5分ぐらいすると突然頭を殴られた。

起き上がるとたくさんに女性が僕の机を取り囲んでいた。

「どうしたのですか?」

「あんたさー莉奈様に気に入られてるからって調子に乗ってない?」

「別にのってないよ。」

「あたしはそういう態度がいやなの。」

「私が二度とそういう顔ができないようにしてあげるからついてきなさい。」

つれてこられたのが障害者用のトイレだった。

「入りなさい。」

全員がはいったけどまだまだスペースは余裕だった。

突然腹を蹴られ床にうずくまった。

{莉奈助けて・・・}

{莉奈に気に入られたのに情けない男じゃのう。}

{誰ですか?}

{わしじゃ、わし。}

{ああ莉奈のお父さんですか?}

{わかったか。それで今どういう状況なんじゃ?}

{今、障害者用のトイレでリンチされています。理由は莉奈に気に入られてるからだそうです。}

{わかった。たった今からいつでも莉奈と意思会話できるようにしたわい。}

{ありがとうございます。}

{まあせいぜいがんばれよ。}

今度は頭と首それに腹を踏まれていた。

今度は、男にとって大事なものを踏まれた。

もう俺は完全にリンチされているみたいだ。

{拓郎大丈夫?}

{もうだめ・・・}

{どこにいるの?}

{教室から一番近い障害者用トイレ}

{何されてるの?}

{リンチ。理由は莉奈に気に入られてるかららしい。}

{今から担任の福原先生と障害者トイレに行くからドアからできるだけはなれて}

{わかった。}

{後10秒で着くわ}

バーン!!

うっすら目を開けるとそこには莉奈が仁王立ちしていた。

そして全員の女子の顔を覚えた莉奈は俺のところに来て膝枕をしてくれた。

莉奈のぬくもりと匂いで安心したのかそのまま意識が途切れた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「おはよう。」

「おはよう。」

「よく寝た?」

「すごく寝たような気がする」

「だって拓郎は22時間もねてたのよ。どうする?今日は学校に行くの?

「もちろん、行く。」

「ところで、昨日の女子の処分はどうなたの?」

「あっ忘れてた。拓郎に聞こうと思ってった。私なら全員退学よ。」

「俺はほかの人の将来をつぶす権利はない。」

「拓郎がそういうのだったら厳重注意で済ますけど・・・」

「うん。それでいいよ。」

と話をしながらパンを食べ終わった。

お風呂に入り、歯を磨き、制服に着替え、門に立ってリムジンを待った

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