これって猫あるある……じゃねー!
数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
お叱り案件です。
作者の昔話。
前回の踏み踏みスリッパ案件を書きながら思い出した昔話。
怒られ案件。
昔の話ですからね。云十年も昔の実話。
時期─季節は不明。でも春か秋。要は寒さの半端な頃合い。でも高い格率で晩夏から秋頃。理由は下記。
仔猫とも云えないけれど、まだ大人の猫とも云えない若猫の鳴き声がした。
やたら必死に鳴いている。
けれど当家は呑気に聞いている。
何故かって?
当時は時々ウチの猫がご近所に誘拐されて倉庫に閉じ込められる、といういざこざがわりとチョクチョクあったんスよ。
たぶん鼠除け。
常習犯、農家さんだから。お米を収穫して倉庫に並べると、遣りやがる。
他家の猫を何だと思ってやがんだ、べらんめー!
そう怒鳴り込めたらどんなに楽か。
それがご近所付き合いの難しさ。
仮に怒鳴り込めたとしても「じゃあ閉じ込めとけ!」と言い返されるのは目に見えている。
我が家は猫を閉じ込めるとか構造的に無理のある昔ながらの和なの。閉じ込めようとしたら劇的リフォームが必要なの。もしくは狭いケージの中。ついでにその頃はケージとか売ってねー時代。だから今でも外から勝手に遣って来て、勝手に半居候的ニャンコを半家族としているの。捕獲して避妊はするけど。
閑話休題。話を戻そう。
とにかく上記の理由で鳴いているとなると、一晩中でも鳴いている。
そう。最低でしょ。夜中の鼠徐け。
でもその時は少し声の響きが違った。
まだ若かった─幼かった拙者の耳は気付いた。
これ、お家の中から聞こえね?
小さな子供の拙者は捜索した。
狭いお家の中を順番に見て回る。
声が変に反響して方角が分からない。ザックリ遠くなったな、とかそれくらい。
お約束のように見つからない。
お約束のように、やっぱ誘拐だよ。一晩預けよう、みたいなノリになる。
まだ心の柔らかな拙者は納得できず、我慢できずにまた見て回ろうとして、気付いた。
水の音?
水が溜められている場所。
お風呂場へ急げー!
居ましたよ。湯船でチャプチャプ溺れかけてましたよ。
慌てて救出。家族にもお報せ。皆で寄って集って捏ね回すように拭きまくる。
何時間放置したのか?
昔のニャンコ、我が家のニャンコ、半野生だから生き残った。
チャウわ! 風呂の蓋は閉めとけいう話じゃ!
現実問題、閉めてます。
でもたまに開いているんですよね。
結論。
たぶん若猫は風呂の蓋の上にて暖を取る温さを覚えた。
寒さ半端な時期って、年中暖房かけてませんので。
不運な事に、お風呂は誘拐常習犯が真ん前にある立地なんス。だから声の方向から誘拐やと結論付けられたという悲しさよ。本当に悲しい結末にならなくて良かった。
だってこれ、真っ昼間の出来事ですよ。
普段だったら拙者は学校、親は仕事。誰にも見付からず帰って来たら……。
当代ニャンコはお風呂には基本近付きません。
溺れたニャンコもあの仔だけ。
助かって、良かった(*´-`)
ごめんなさい。
しました。
その後のニャンコは元気溌剌! 一生を全うしました。




